樋口あかり

声の俳優(フリーランス)。 ★ゲーム「バイオハザード」ミア役/「FF16」ベネディクタ…

樋口あかり

声の俳優(フリーランス)。 ★ゲーム「バイオハザード」ミア役/「FF16」ベネディクタ役 ★アニメ「王様ランキング」アン役/「夏目友人帳」瓜姫役★ナレーション/IPPONグランプリ(ドラムロール大喜利ナレーション)他【公式サイト/https://akarihiguchi.com

最近の記事

「等身大」だからこそ発揮される魅力

「等身大の自分」って、どんなだろう?? というか、そもそも素の自分を曝け出したのっていつだったっけ?? 我々は大人になっていくにつれ、本来の自分を後ろに引っ込め「他者から良い評価を受けやすい自分」(仮面)をやむを得ず作り上げていきます。 これを自覚した上でやる分にはいいのですが、無自覚だった場合、この作り上げた仮面の方を本来の自分だと信じるようになり、元の自分を見失うケースも結構あります。 人によっては、「こんな自分でありたい」という「理想の仮面」を作って被り、それが本

    • 「個性がない」という「呪い」を解く/後編

      お待たせしました、後編です! 「早く事務所に所属したい!」 「仕事をゲットしなければ!」 「個性を見つけ(磨か)なければ!」 そんな思いを抱いて私のスタジオレッスンに参加したM.Tさん。 そこで、私はM.Tさんが持参したセリフ原稿を一旦脇に置いて、全く違う別の原稿をお渡ししてみました。 (これは、M.Tさんの「個性の核」を見つける作業の一部です) 樋口「ちょっとこれを演じてみてもらえますか?」 さて、その時のM.Tさんはどう思ったのでしょうか? 以下、M.Tさんからの

      • 「個性がない」という「呪い」を解く/前編

        新年、あけましておめでとうございます。 今年、2024年は昭和99年にあたるとのこと。 こうして昭和換算で振り返ってみると、ずいぶん遠くまで来たものです。 正月早々に大変な災害が起きましたが、それでも時は容赦なく進んでいきます。 そんな中、今の自分にできることは、こうしていつも通りに発信していくことと、ほんの少しの募金、あとは、自分の手が届く範囲にいる人達の役に立ち続けることくらいかなと。 そんな風に思いながら、年始の時間を過ごしています。 ---------------

        • 良い子の自分は偽物?醜い自分が本物?

          良い子が偽物?どゆこと? って、思いましたよね?(笑) 今日は、過去に私のコーチングを少しだけ受講したことがある、とある声優さんのエピソードをご紹介します。 声優の「だいこく舞香」(旧芸名:大黒舞香)さんです。 以前所属していた事務所で色々と悩み考え、大きな決断をし、新しいゲームをスタートさせました。 (その際に私が少し関わっていました) つい先日、こちらのだいこくさんから久々にご連絡を頂きまして。 なにやら大きな発見(?)があったようで。 これまでずっと悩んできた

        「等身大」だからこそ発揮される魅力

          問題は「実力」ではなく「自己肯定感の低さ」?

          毎月開催している「樋口あかりの声優スタジオ収録レッスン」ですが、 実は「個別レッスン」も提供しています。 実技的なレクチャーだけでなく、メンタルのサポート&レーニング、そしてコンサルティング(戦略サポート)がミックスされた、完全マンツーマンサポートレッスンです。 これまで多くの受講者さんを見てきて感じたのは、皆さん自己肯定感がとても低く、そのせいで良いパフォーマンスを出すことができていない人がとても多いこと。 「自分なんてどうせ(否定される)…」 「いくら頑張ったって所詮

          問題は「実力」ではなく「自己肯定感の低さ」?

          「声優スタジオ収録レッスン」を始めてから、気付けば5年が経っていました。

          初めてスタジオを使ったレッスンを開催したのは、確か2018年だったと思います。 最初の頃の定員は4名。 「レッスン」ではなく「体験」と表記していました。 声優志望者さんだけでなく、一般企業で働く会社員さんや、アニメーターさんなど、別業種の方も参加されたことがありました。 皆さんそれぞれで色々な背景を持っていて、目的も実に様々でとても面白かったのを覚えています。 「会社のプレゼンの場でいい感じに喋れるようになりたい」 「アニメーターだけど、演者の立場も理解しておきたい」 「

          「声優スタジオ収録レッスン」を始めてから、気付けば5年が経っていました。

          「あの時よりはマシ」という思いが、全てを支えているのかもしれない。

          noteを開いたら「#スポーツがくれたもの」というお題が出てきて、そういえば中学時代に一瞬だけ、陸上部に所属していた時のことを思い出しました。 中学1年生の時です。 私、小学校の6年間はずっと足が速かったので、その延長で「このまま運動会で1等を取り続けたるんじゃ!」という安易な思いから、中学入学と同時に陸上部に入部しました。 ...が。 基礎練習が死ぬほどキツかった(ヽ´ω`) とにかく 走る!走る!!走る!!! ①50m×3本 ②100m×3本 ③150m

          「あの時よりはマシ」という思いが、全てを支えているのかもしれない。

          好きなことに「しがみつく」ということ。

          つい先ほど、こんなツイートを投稿しました。 とある記事を読んで、ちょっと思うところがあったからです。 この時点で少し気分が悪くなった方や、「不幸とか自己分析とかうっせぇわ!キモ!」って思った方、この先は読まない方が良い気がしますので、どうぞページを閉じて移動なさってください。 (と言っても、別にえぐるようなことは書いていないと思います(笑)でも、めちゃくちゃ繊細な方に向けて、一応前置きしておいた方がいいのかな?と思ったので) ちなみに宗教の話ではありません(笑) 勧

          好きなことに「しがみつく」ということ。

          「どれだけ頑張っても上達しない理由」というものを、自分を例にとって分析してみた。

          声優を目指す人達は、日々課題に取り組み、毎日自分なりに一生懸命練習していると思います。 講師の話を聞く態度も本当にちゃんとしてるし、「たくさん学ぼう、学びたい!」という意思も、真っ直ぐな表情などからはっきりと伺えます。 なのに。 どれだけ真面目にやっても、どうもいまいち結果が出ない。 レベルアップできない。 変われない。 という人が、けっこうたくさん存在します。 かなりの勢いで多く存在します。 これって何故なんでしょうか? ここで、私を例に出して「成果が出な

          「どれだけ頑張っても上達しない理由」というものを、自分を例にとって分析してみた。

          人の観察と分析が趣味/「面倒くさいタイプだよね」と言われて思うこと。

          私は、人の観察と分析をするのがとても好きで。 「なぜ、この人はそう思うのだろう?」 「なぜ、その言動に至るのだろう?」 「なぜ、現在の生き方に至ったのだろう?」 人と話していると、こういうたくさんの「なぜ」が浮かんできます。 知 り た い の で す。 「そんなの知ってどうするんだ(不愉快だ)」という感覚を抱く人もいるかもしれません。 「人の心に土足で踏み込むようなことはやめなさい」 そんな風に言われたこともありました。 それでも、やめられないのです。

          人の観察と分析が趣味/「面倒くさいタイプだよね」と言われて思うこと。

          「声優=影」という認識。

          これは「私が(ごく個人的に)思う声優像」のお話です。 私、声優って「忍者」みたいなものだと思っていて(笑) 名も知れず、主君(作品)のために淡々と任務をこなし、時と場合に応じて華麗に七変化、多少の無茶振りも涼しい顔で首をコクリと縦に振り、見事成し遂げて見せる。 みたいな。 で、作品が世に出た後は、草葉の陰から様子を見守り、作品を楽しんでくれている人達を見てしばし喜びに浸り、また次の任務(現場)へ..... みたいな。 かっこよくないですか? 基本的には誰にも知

          「声優=影」という認識。

          自己紹介と次回予告。

          開設だけして、長らく放ったらかしにしていたnote。 コロナ氏のおかげ(?)で、ついに始動させることになりました! フリーの声優・樋口あかりと申します。 簡単に自己紹介しますと... ------------------------------------------ 【声優やアニメ関連に詳しい人向け】↓ 来歴/勝田声優学院 → 俳協 → アクロスエンタテインメント → フリー 夏目友人帳(瓜姫)、バイオハザード7(ミア)、FINAL FANTASY15(サニア

          自己紹介と次回予告。