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劣等感を許可すると悟りの一歩が開ける

私たち誰もが必ず持っている劣等感は、自分で意識できていないために劣等感となります。劣等感を意識できているという事はどういう事かと言うと「私はこういう事が苦手だ」「私はこういう場面に弱い」というように、顕在意識で知っているという事です。
私たちは劣等感を顕在化して自分でコントロールする事ができるようになれば、人生の悩みの根本はほとんど解決できるように思います。
意識できていない劣等感は、自分の苦手な事や、弱い場面から逃げてはいけないと思う構造になっています。逃げずに立ち向かう事で、自分自身に劣等感を感じさせないように隠そうとしてしまうのです。でも立ち向かったところで苦手な事はうまく対応ができません。そうすると、またそれが新たな劣等感として増幅してしまうのです。
私たちは、自分の苦手な事、弱い場面から逃げていいのです。
まずは自分自身で自分の劣等感はこういう所だと意識する事を知る事です。
こういう場面でいつも違和感がするとか、嫌な感じがするという感覚は誰にでもあると思います。私たちはこの感覚を味わった時に、自分でそれを捉えて「逃げていいよ」と許可してあげることが大切な事だと思うのです。
他の誰かが強制しているわけではなく、私たち自身が自分を許していないだけなのです。
私たちは生まれた瞬間から、無意識の劣等感に執着させられる構造を与えられています。
この無意識の劣等感を見破る事が、悟りの重要な一歩になることはまちがいありません。悟りとは『差を取る』という意味でもあり、人の優劣から解放された世界の事を表しています。
私たちは自分の劣等感を把握し、苦手な事にこだわることなく、それぞれ得意な人に任せる事を許可するのです。それは争いのない調和した世界に繋がると思います。
そうした視点に気が付くだけでも、生きる事が大夫楽になると思うのです。

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