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ジャンクな軽食がおいしいフィリピン イロコスの旅その3

今回のイロコスノルテへの旅では、あらためて、ジャンクなフィリピンの味覚にめざめました。ベスト3を挙げます。

第1位 エンパナーダ (Empanada)

あ、いきなり1位からいくんですね。はい。

めちゃくちゃおいしい。何度もイロコスには行っているのに、なぜか初めて食べました。なんで? ごめん、なんで今まで食べなかったの?

エンパナーダ!

オレンジ色の皮で具を包んで揚げたものですが、何かに味が似ているなーと思いいたったのは、餃子です。餃子の具をキャベツや卵などと一緒に包んでフライした感じ。

半月の形に揚げたのがエンパナーダです

40ペソぐらいで売っており、お酢などをつけて食べます。

エンパナダの館

フェルディナンド・マルコス元大統領の博物館があるバタック(Batac)の町には、川沿いに「Riverside EMPANADAAN」という建物があって、いくつかのエンパナーダ屋さんが店を出しています。座って食べ比べができるテーブルもあります。

ちゃんと皮を伸ばすところから手作りです

エンパナーダフィエスタ(祭り)というのが開かれるのもこの町で、建物の隣にかわいい記念碑がありますよ。

茶色いエンパナーダ祭りの記念碑

第2位 ロンガニサ  (Longanisa)

これは、かなりごはんがすすむやつです。朝食によく出される、ころころしたソーセージ。ニンニクがめちゃくちゃたくさん使われていて、酸味もかなりある、味の濃―いソーセージです。

ごはん党の友ロンガニサとたまごやき

イロコスノルテのお隣、イロコススール(南イロコス)州の世界遺産ビガンなどの名物としても有名です。

マニラのスーパーにも売っているのですが、私はこれをばらばらにして野菜と炒めたり、パスタやチャーハンの具として使ったりします。お肉をどんと買うよりも簡単においしくて重宝します。

お恥ずかしき調理例

おなかが空いていない時でも、ついごはんをたくさん食べてしまうので要注意です。

第3位 ミキ  (Miki)

ミキって誰やねん、という話しですが。

ミキです

イロコス地方ではカレーっぽい色のスープに入ったうどんを「ミキ」と呼ぶそうです。はじめて食べたのですが、フィリピンでよくある「カレー色なのに全然カレーの味ちゃう」やつです。

味は塩のきいたあっさりスープという感じ。
ポークの風味がするのは、チチャロンという豚の皮を揚げたものが添えられることが多いためかもしれません。

違う店のミキちゃん

作り方をみるとチキンスープを使うようですが、ポークスープをあわせたり、だしに魚介を使ったりするものも。色はアナトーという、ベニノキの種子から抽出されるという色素によるものだそう。ゆで卵が入っています。

番外編・バーベキュー(焼き鳥・豚)

「ここはパオアイの町で一番おいしいバーベキューの店だ」と教えてもらい、続々と近所からお客さんがやってくる人気店に連れて行ってもらいました。

鶏の内蔵だそうです

串に刺したお肉で、日本で言うところの焼き鳥や焼きとんです。鶏の腸を焼いたものとか、ソーセージまでいろいろありました。

お持ち帰りができるのも焼き鳥屋さんっぽい

イロコス地方には豚を揚げた「バグネット」や、かぼちゃやニガウリなどの野菜を炒め煮した「ピナクベット」をはじめ、おいしい料理がたくさん。

パスキンにできたホテルの食堂

ラオアグにあるすてきなレストラン「ラ・プレシオーサ」で、本場のイロカノ料理をおもいきり食べたかったのですが、今回はかなわず……残念。

前に行ったときは、豚の脳みそまで使う「ワレックワレック」や、血のシチューとも呼ばれる「ディナダラアン」を堪能しました。キャロットケーキも有名なお店で、ぜひまた訪ねたいと思います。(下の記事リンクにも写真があります)


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