転職活動と内省
10月から新しい職場で働きはじめました。転職活動について気持ちが新鮮なうちに書いておきます。個人的なメモの意味合いが強いnoteです。
自分が大切にする事を考える
私は10年以上のデザイナー人生でそこそこ転職回数が多い人間です。
時代に合わせてデザインの領域が広がるごとに、新しい領域に興味を持って転職してきました。
もっとデザインについて知りたい。課題の根本に近づきたい。
デザインという技術に対する純粋な好奇心。そして、自分の仕事が社会のためになっているのだろうかという少しの危機感が、今まで私の背中を押していたように思います。
今回の転職にあたっては、もう少しだけ自分を起点に深く考えてみたいと考えました。
私は子供が産まれてから妻と話す中で、親が充実して働いている姿を見せる事が子供に対して良い影響を与えるという考えを、子育てをする上での大切な価値観だと考えるようになっていたからです。
家族のためにも自分のためにも、健やかに良い仕事をし続けるために、「自分のやりたい事」と「世間から求められる事」の重なるところをあらためて見つけてみようと考えました。
動きながら自分の軸を見つける
知人数名にポートフォリオを見てもらったり、頭の整理に付き合ってもらいました。本当にたくさんの方にお世話になりました。
・インタビューしてもらい、自分の過去年表をつくり、自分が大切にしたい価値観をあらためて発見する
・デザインが今後どうなっていくか、デザイナーの役割はどう変化するかディスカッションする
内的・過去への深掘りと、外的・未来への洞察を行い、自分が大切にしたいことをリストアップしていきました。
・子供に自慢できる
・技術的チャレンジができる
・ちゃんと稼げる
・自分にとって未知の部分がある
・働き方がフレキシブル
のように軸を見つけていきます。過去を振り返る中で、自分が原体験から持ち続けている動機も参考にしました。
まずは仮説ができたところで、カジュアル面接を受けます。その経験を振り返り、自分の優先事項を見直す。というループを繰り返しました。
たくさんの会社で話を聞いてみる内に、様々な刺激を受けて、自分の思い込みが覆される事があります。それをチャンスに軸を見直し、転職活動を続けていきました。
繰り返す内に少しづつ自分と世の中の解像度が上がり、すり合わされていく感覚がありました。
1.まず自分に向き合う(他者との壁打ちがベスト)
2.世の中について知る(これも人に聞くのが良い)
3.自分の軸を仮説立てる
4.カジュアル面談等で企業と話す
5.軸を見直す
6.採用フェーズに進む
適宜繰り返す
転職活動は自分の人生について棚卸しするまたとないチャンスだと思います。
自分に対して決めつけず、トライアンドエラーの中から良い出会いを創っていく事から、後悔のない意思決定ができたと感じています。
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