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柊有花さんの絵

こんばんは。
読むこと、書くこと、食べることが大好きな
ひらさわあけみです。

その絵が目に飛び込んできた瞬間、「あ」という形に唇が動きました。

声は出ていません。

ただ、息をのんだのです。

たまたま、表現社さんの記事を読んだことがきっかけでした。

柊有花さん。

イラストレーターであり、詩人でもあるとのこと。
かなり有名なのに、知りませんでした。

瀬尾まいこさんの装画、ほぼ日手帳の方眼ノートやカバーオンカバーのイラストを手がけています。

京都での個展に行くのは厳しいので、残念に思っていたところ、都内でも開かれるという情報があったのです。

私は埼玉に住んでいますが、それ程遠くはない。
今年最後の個展ですから、観に行きました。

最寄駅から徒歩7分。
爽やかな秋晴れの中、散歩を楽しむようにゆっくりと歩いて向かいます。

方向音痴の私でも、分かりやすい場所で助かりました。ありがたい。

ギャラリーではなく、本屋さんでの開催というのが面白い。

閑静な住宅地の中、植物に囲まれた一角にその建物がありました。

こじんまりとした空間。

並べられている本は、植物に関するものばかり。
びっくりしました。

柊有花さんの作品にぴったり。

本棚の隣に並べられたイラストや絵皿。
他の棚には、詩集やキッチンクロス。

透明感のある、ふわっとした世界がありました。

マイペースでゆっくりと眺めていると、穏やかな気持ちになります。

描かれている植物、動物、ひと。

そこには、ひっそりとした雰囲気に込められた意思が感じられました。

静かだけれど、確かな存在感。
淡々とした、温かさ。

穏やかな空気の中で、彼女の世界を味わうことができる喜び。

手紙を書くのが大好きなので、一筆箋を買い求めました。
柄が4種類で、5枚ずつ。
使うのが楽しみです。

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とても贅沢な時間でした。
心が動いた絵に向き合うのは大事ですね。

来年の個展が待ち遠しいです。

お店情報

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近くに古民家ギャラリーや、美味しい焼き菓子屋さんもあります。

おすすめですよ。

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