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今日が私の新刊の発売日です。

今日4月23日(日)が私の新刊の発売日です。

『男はスカートをはいてはいけないのか?―キャリコン視点のジェンダー論―』(日本橋出版)

1年以上前から企画を考えて出版社さんと打ち合わせを重ねて、ひと通り原稿を書いてからもいろいろと試行錯誤して進めてきたので、やはりこの日は感無量ですね。

つい先日、私の手元には著者見本が何冊か届いていますが、やはり実際に刷り上がった書籍を手にすると理屈ぬきに嬉しいものです。

先週から都市部の大型書店さんを中心に著者としてご挨拶にもお伺いしていますが、概ね書店員さんの反応も良くてホッとしています。

地域や書店さんによって若干時期はずれるかもしれませんが、今週中には間違いなく全国の大型書店、有名書店さんには並ぶことになると思いますので、またnoteでもレポートしたいと思います。



私がこのテーマで本を書きたいと思った理由。

それは有名になりたいからでも、印税がほしいからでも、本を使って何かを売りたいからでもなくて、自分が考えていることを一人でも多くの人に伝えたい、そして共感できる人と出会いたいと思ったからです。

本を書いても、有名にはなりません。いたとしてごくひと握りの例外ですし、今回のキャリコンのような実務からの切り口の本ではまず不可能です。

それどころか、今回の本のタイトルのようなセンセーショナルなものは、世間から誤解を受けたり誤った受け止め方をされたりして、物議を醸すリスクもゼロではありません。

本を書いても、ほとんどお金になりません。今回の出版は自費出版ではなく商業出版ですから、売れたらその分の印税はいただくことができます。でもそれは書くことの労力やコストからすれば、お小遣いにもならない金額だと思います。

本を書いても、何かのビジネスになるわけではありません。まれに本業へのリターンを目指して本を書く人もいますが、私たちの所属はほぼボランティアの一般社団法人です。

今までの活動をする中で手弁当や持ち出しになることはあっても、残念ながら儲かるようなものではありません。



でも・・・。

本を書くと、やっぱりある程度、多くの人に自分が考えていることを伝えることができます。まだ今日が発売日ですが、すでに「本を出す」というだけで、私が考えていることに興味を持ってくれる人が増えつつあります。

本というのはあくまで文字情報が体系化されたものに過ぎず、そこで書かれたことが特別とは限らないし、もちろん著者だから偉いということはありませんが、それでも「本を書く」という行為はの世の中のひとつのメッセージ性を与えることだと思います。

何か考えることがあったら、このnoteやブログのような場で書いてもいいし、ユーチューブで発信してもいいし、講演やセミナーなどでまわってもいいけど、やはり「本」という形になった方が伝わりやすいし、ある意味で信用してもらいやすいのだと思います。

本を書くのに何か資格がいるわけではありませんし、誰かが審査をしたり検閲をすることはありませんが、それでも商業出版として全国に流通するためには一定の信頼感がないといけないのは事実だと思います。

私たちが何気なく本屋さんに行ったり、アマゾンなどで購入する本は、たまには失望する内容のものもあるかもしれませんが、基本的には多くのネット情報や本以外の媒体よりは信頼できると考えられています。

これは私も日常的にそう感じていますし、おそらく多くのみなさんもそうなのではないかと思います。



このnoteが発端になって、一冊の本を世に出すことができたことは、本当に幸せなことだと思います。それには、もちろん共著者の神田くみさんの力によるところも大きいですし、出版社さんのさまざまなご支援ご尽力がなければ実現できませんでしたが、noteの読者のみなさんの存在あってのことだと感謝しています。

かなりセンセーショナルなタイトルの本になりましたが、内容はいたって真面目なキャリコン論とジェンダーをめぐる私の常日頃からの持論が交差したものになっていますので、興味のある人はぜひ手にとっていただけたら嬉しいです。

大形書店で眺めていただいたりするだけでも嬉しいですが、アマゾンでレビューなどを書いていただけたら著者としてはこれ以上の喜びはありません。

著者プロフィール


こちらが私の著者プロフィールです。「noteのひそかな隠れファン」が多いというのはちょと盛りすぎですが(笑)、毎回たくさんの人にお読みいただいて、いろいろな交流ができていることを嬉しく思っています。




前回もご案内しましたが、連休中の5月3日に渋谷で出版記念イベントを開催します。残席わずかですが、興味のある人はお申込みください。


学生時代に初めて時事についてコラムを書き、現在のジェンダー、男らしさ・女らしさ、ファッションなどのテーマについて、キャリア、法律、社会、文化、歴史などの視点から、週一ペースで気軽に執筆しています。キャリコンやライターとしても活動中。よろしければサポートをお願いします。