見出し画像

京都の美術展めぐりとミュージアムグッズ、ときどきカフェ

昨年の美術展めぐりの思い出をまとめました。京都住みの人も、旅行を計画中の方も参考になれば嬉しいです。


春|並河靖之の世界観ー七宝と建物-並河靖之七宝記念館

地下鉄東山駅から少し歩くと、明治・大正期の七宝家、並河靖之の旧邸があります。昨年並河靖之の七宝を美術館で見て感動して、すぐに調べたらちょうど修理工事中。春に再開されたので行ってきました。

庭園

展示室では、並河靖之の作品の他にも七宝の下図から完成までの製作工程が詳しく紹介されていました。
工房、窯場を見学でき、庭園もあってすごくゆっくりできました。こんな素敵な池があったら、私なら一日中コイを眺めてぼーっとしてるだろうな。

ちなみに、駅から向かう途中にある「祇園饅頭」はいつも行列ができている人気の和菓子屋さん。豆餅とか適当に買って家で食べるのが好きです。

チケットもかわいい

|生誕100年 回顧展 石本正-京都市京セラ美術館

同時開催のマリー・ローランサンには女子がたくさん来てました

日本画家・石本正の生誕100年を記念した回顧展。舞妓さんの絵に惹かれて見に行きました。裸婦の絵で有名だそうですが、私は動物の絵が迫力があって好きでした。

ポストカードを購入。気に入った絵のものがなくてあまり買えなかった•••

夏|ルーヴル美術館展 愛を描く-京都市京セラ美術館

さまざまな"愛"の形に焦点を当てたルーヴル美術館展。かなり人が入ってました。
展示は「愛の発明」から始まり、風俗画に描かれた人々の欲望的な愛と、宗教画に描かれた神から人間への愛など、それぞれ丁寧に解説されていました。

フランソワ・ジェラール《アモルとプシュケ》1798年
ストラップ、ポストカードを購入。ランダムストラップは可愛い2人の天使でした

|THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦-美術館「えき」KYOTO

近くでやるなら絶対行きたいと思っていた新版画展!ついに見ることができました。

明治時代に生まれた新版画を牽引した版元・渡邊庄三郎の活動を軸に、多様な作家の作品が展示されていました。私は川瀬巴水が目的だったのですが、他にも笠松紫浪、チャールズ・ウィリアム・バートレットといった素敵な作家を知ることができたし、作品数も多くて大満足。
本当にどの作品もモダンで色褪せない。眺めているだけでセンスが磨かれるような気がしてくる。

ポストカード買いすぎた

秋|竹内栖鳳 破壊と創生のエネルギー-京都市京セラ美術館

美術館に行く前に、岡崎公園で時代祭を見学。

ロームシアター2階のレストラン 京都モダンテラス
内装もすごく素敵だったのでオススメ

さて、目的の美術館へ。竹内栖鳳はこのライオンの絵しか知らなかったので、展示を見て一番イメージが変わりました。こういうことがあるから、とりあえず行ってみるというのも大事ですよね。
このポスターに使われているタッチの絵よりも、かわいいコミカルな動物の絵にハマりました。

ポストカードとランダムストラップを購入。一番好きだったクマが当たってラッキーでした

|mofusand展-京都高島屋

頭からっぽで写真撮りまくりました。

ぬいぐるみをお迎え

たまには息抜きにいいよね。

冬|細見美術館開館25周年記念展II「挑み、求めて、美の極地」-細見美術館

細身美術館は岡崎公園のすぐ近くにある小さめの美術館で、細見家のコレクションを展示するために建てられました。

真ん中が吹き抜けになっていて、一旦外に出てまた別の展示室に入るという構造

開館25周年記念展として第一期は二代目、第二期は仏教美術や茶器などを愛した初代のコレクションが展示されました。
第一期も見たかったのですが、タイミングが合わず・・・。第一期で販売された図録は綴じ方などの作りが凝っていてカッコよかったので買いに行きたかったな。

https://www.artcube-kyoto.co.jp/archives/shop23006.html

今回の記念展で特に驚いたのは、この鹿の銅像。神様が空からやってきて、この御神体を崇めなさいと言われたらハイ!と元気よく返事してしまうくらい、どうやって作ったのか…まあ神々しい不思議な作品でした。人が少なかったので5分くらい一人で眺められたのも良かった。

「金銅春日神鹿御正体」(南北朝時代)
入り口にパネルが飾られていた

細見美術館にはカフェや充実したショップが併設されているので、ぜひそちらも事前にチェックして訪れてみてください。

建物内にあるカフェCUBE
鈴木其一「雪中竹梅小禽図」をイメージしたホワイトチョコのパンナコッタ(冬季限定メニュー)が美味でした
しかもポストカード付き!

おまけ|英国展-京都高島屋

これは美術展ではないのですが、英国王チャールズ三世の戴冠式に合わせて英国グッズ、アンティーク、紅茶、スコーンなどのお店が盛りだくさんでとても楽しかった。
いろいろ買ったのですが、すぐに使ってしまって写真は撮っておりません!

会場内で「ガーデンアビー」さんのアフタヌーンティーを堪能できるスペースがあってめちゃくちゃ美味しかった。英国パワー恐るべし

|冨樫義博展-PUZZLE- グランフロント大阪

前回のまとめ記事で、絶対行きたいと思っていた冨樫義博展にも行けましたというご報告。人は多かったけどグッズも色々買えたし良かった〜。一番衝撃を受けたのは、冨樫が27才でレベルEを描き始めたということ。天才すぎるやん。

これから見れる京都の美術展メモ

  • 1/18〜4/7 福田美術館「進撃の巨匠 竹内栖鳳と弟子たち」

  • 2/3〜9/1 京都市京セラ美術館「村上隆 もののけ 京都」

  • 2/17〜4/14 京都文化博物館「コスチュームジュエリー 美の革命者たち」

  • 2/20〜4/14 細見美術館「空間を彩る屏風ー広がる大画面ー」

  • 3/9〜6/2 清水三年坂美術館「絹の輝き 縫の技」

  • 3/20〜7/7 京都市京セラ美術館「キュビズム展-美の革命」

  • 4/2〜5/26 京都国立近代美術館「没後100年 富岡鉄斎」

  • 4/12〜6/29 京都市京セラ美術館「金曜ロードショーとジブリ展」

  • 4/13〜5/26 京都国立博物館「雪舟伝説ー「画聖の誕生」ー」

  • 4/20〜6/16 龍谷ミュージアム「文明の十字路・バーミヤン大仏の太陽神と弥勒信仰ーガンダーラから日本へー」

  • 5/25〜7/7 美術館「えき」KYOTO「菱田春草と画壇の挑戦者たち」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?