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夫のように私はなりたい

「この人と一緒なら、楽しい未来かもしれない」
それが、夫との結婚を決めた理由のひとつだ。

夫とは14年くらい前に出会い、10年くらい前に交際を始め、6年くらい前に結婚した。私の人生の約半分ほどに、彼は存在している。
彼の行動で、理解できないことは多い。使ったモノはそのままにしておくし、ひとつ行動するたびにチョコをつまむし、どこかぼんやりしている。
でもそれ以上に、私は彼を尊敬している。

今日はバレンタインなので、夫のすごいところを挙げてみる。
客観的に見たら、個人的な自慢に映る可能性があるので、予めご容赦を。

・あまり怒らないし責めない
・あまり愚痴や小言を言わない
・子どもと全力で遊ぶ
・料理と掃除は自らすすんでやる
・わりと楽観的で適度に面倒くさがる
・頑張りすぎず手の抜きどころが絶妙
・経済的なことはキチンとしている
・私への偏愛が継続している
・外に連れ出してくれるし見守ってもくれる

夫は時短勤務なので、いわゆる夜のワンオペ育児をしている。保育園のお迎え・夕食づくり・風呂入れ・寝かしつけまで一人でやっている。私が早く帰宅できれば、風呂入れあたりから参戦できるが、あまり多くは無い。
さらに言えば、寝かしつけ中に私が帰宅し、風呂に入って上がると、親の夕食を並べてくれる。一緒に食事しながらテレビを見たあと、翌日の炊飯予約も済ませる。すご。

あまりにたくさんやってくれるので、「なんか私、何もできてないわ…」と頭を垂れるものなら、「akiちゃんは十分お仕事がんばってるよ!助かってるよ。いつもありがとう!」とハグまでしてくる。すご。

ここでこっそり書いておくと、彼の作業ひとつひとつに、私は目ざとく指摘したいことも多い。ご飯はメインのみ(副菜やみそ汁が無い)だし、キッチンは汚れたまま。脱衣所は散乱しているし、娘の寝かしつけに動画を見せるときだってある。
夫が寝込んだり不在のとき、私が在宅勤務のときは、そうはしない。だからこそ、「私ならこうするのに」と不満がちらつく。
こんなことを書けば、贅沢だ!とか、たまにしかやらないからだ!とお𠮟りを受けるかもしれないが、私が述べたいのはそこじゃない。

夫の手加減が、夫自身を助けている
・自分の機嫌は、自分で処理できている
・彼のミッション達成条件は、過程を理想にするのではなく、目的の完遂

これだ。
私は完璧主義の傾向にあり、HSP(やたら細部に目が行く・過敏に察する気質※雑な解釈)である。だから目的を遂行した後、どっと疲れてしまう。


度々、彼に尋ねることがある。
「色々任せきりで、嫌になるときは無いの?」
「あんまり愚痴を言わないけど、なんで?」
「すごく落ち込んだ時、夫君ならどうするの?」
彼の答えは、たいていいつも同じだ。

「面倒くさいことはやらないよ」
「楽しいことだけ考えたりやってる方が、楽しいじゃん」
「しんどくなったら、寝る。寝たら忘れるし」

私と価値観は同じなのに、"思考と行動が伴っている"という点は違う。
私は、理想があればそれに達するまで藻掻くことが多い。達成主義。
彼は、サッと見切りをつけて及第点をヨシとする。遂行主義。

互いの視点に立てば、きっと「それでいいの?」と思うだろうが、彼は相手を責めたり、考えを矯正させようとはしない。人は人。自分は自分。いい意味で線引きがしっかりしている。

私は彼のそんなところが好きだし、憧れている生き方だ。
だから、口に出すのは感謝だけにしようと心掛けている。心が不安定な時はそうでもないが…申し訳ない。

👧「いつも助けてもらってばかりで、ごめんね。私に何ができるだろう」
🧑「いてくれるだけでいいんだよ」

この先も、こんな会話ができるといいなあ
私もこんな羨望ばかりでなく、思考と行動が伴う生き方にできたらいいなあ

いつもありがとうございます🎡

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