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メンタル落ちや大人脳に疲れたら、YA図書コーナーへ行く

ただいま休職中の私ですが、その理由である適応障害のトリガーが、未だ分からずにいます。
適応障害とは、ざっくりとした説明ですが…その名の通り、自分の置かれている環境に適応できず、心身にさまざまな症状が現れて生活に支障が出る状態のことです。ストレスの原因から離れると、症状が緩和します。

心当たりは色々とあるのですが、たぶん育児とフルタイム勤務というワークライフバランスが綱渡り状態であったこと、仕事との親和性、あたりが怪しいですね…

くわしい経緯については、時期が来たら文章にまとめてみようかと思いますので、今回は割愛させていただきます。


休職中は、いったん原因探しはやめて、自分がやってみたかったこと、過去好きだったことを中心に取り組んでいました。通院先のカウンセリングでも原因究明には踏み込んでこず、また過ごし方も特に指示が無かったので、とりあえず自分が落ち着ける・リラックスできる心理状態を維持しようと思ったからでした。

なので、私がNotionのTips記事を上げだしたのはそのためです😳


noterさんの様々な記事を拝見するなかで、子育てワーママさんが奮闘されている記事の多さに驚きました。フリーランスとして働かれている方も見かけ、今後の働き方として、ひとつの選択肢になるかもと考えるようになりました。
これまでなら、年金が少ない~とか、保険の負担が多い~とか、無知ゆえに来る不安って怖いですね。改めていろいろ再勉強しているところです。

それで、このあいだ久しぶりに図書館へ行ってきたんです。借りたい本は、ふだんあまり立ち入らないYA図書コーナーの近くにありました。
YAとはヤングアダルトの略で、中高生10代向けのジャンルを指します。

YA図書コーナーには、なかなか興味をそそるタイトルの本も多く、いつのまにか借りていた本がいくつか。

『なぜ僕らは働くのか』

監修は、わかりやすいニュース解説でおなじみの池上彰さん。そしてマンガとイラストがふんだんに盛り込まれています。
読んでみましたらね、衝撃を受けました。刺さる言葉の引用文をNotionに登録しまくっていました🙃

私は社会人歴13年くらいで、出産育児も経験している。
「何事もチャレンジ!」「誰かの喜ぶ姿が嬉しい」「プライベートも充実させたい」という思いのもと、仕事に取り組みたいと思っていました。でもね、現場で必死に働いていると、こういったキラキラした気持ちはうっかり埋もれてしまうことが多かった気がします。

いくつか、本文から引用させていただきます。

・大事なのはみんなが同じように働くことではありません。(~割愛~)自分らしく無理なく働くこと、そして幸せを感じられるように暮らしていくことが大事なのです。

・時代の変化を見ながら、世の中に必要とされる仕事を知り、自分に向いている仕事をゆっくりと考えていきましょう。

・一歩踏み出してみると、そこには新しい世界、新しい仲間がいて、あなたの人生がもっと楽しくなるかもしれません。

・できないことは人に頼ればいい。あなたはあなたのできること、やりたいことで、いつか誰かを助けてあげましょう。

『なぜ僕らは働くのか-君が幸せになるために考えてほしい大切なこと』

なんだか無性に沁みましたね…
あと、本書で紹介されていた「計画された偶発性理論」という内容も興味深かったです。「個人のキャリアの8割は予期せぬ偶然で決まる」という理論で、大事な行動として5つの要素があるそうです。個人的には「運も実力のうち」ってこういうことを指すのかなぁなんて思いました。以下、検索して分かりやすかったサイトを共有します🌄


『毎日使える、必ず役立つ心理学』

こちらまだ未読で恐縮なんですが…パラパラ読んだだけでも「面白そう!」と思って借りた本です。タイトル上にある「教えてフロイト、なるほどユング!」も🆒💘

挿絵?のテイストとか、レイアウトデザインも、ちょっとユルいというか、コミカルというか、ニヒル的な部分もあるというか…
Q&Aのような展開で心理学が紹介されていて、Qを少し引用します。

・いつもは礼儀正しいのに……どうして運転しているとキレちゃうんだろう?
・どうして毎晩、連ドラを見てしまうんだろう?
・どうして私のパートナーはこんなダメ人間なのでしょう?
・好きな仕事をするべきか、儲かる仕事をするべきか?
・どうすれば辛いときをうまく乗り切れるのか?

『毎日使える、必ず役立つ心理学』

大人になってからは、「上手い商談の心理術」とか「売れる心理テクニック」といったビジネス観点の本に目が留まるようになります。でもいまの私は純粋に、プライベートにおける疑問や葛藤を紐解きたいんですよね…。この本なら、楽しく読めそうかなと思って、借りてみました。


『世界はフムフムで満ちている: 達人観察図鑑』

こちらも未読で恐縮ですが…。自分って結局何を仕事にしたらいいんだ~みんななにやってるの~とぼんやりした頭でうろついていたら、見つけた1冊です。

100人のいろんな職種の方にインタビューした内容にイラストを添えて。記載の文章がね、もうホンワカする文体なんです。それで、1人あたり2ページというコンパクトさ。本質を見極められる人って、端的な文章で十分表現できるんだな~なんて、私がいまこんな長文書きながら感じたことです。
以下は、本の紹介文の引用です。

街に出て、会って、話した! 海女、石工、コンビニ店長……。仕事の達人のノビノビ生きるコツを拾い集めた。楽しいイラスト満載。
海女、石工、競馬評論家、コンビニ店長、左官、百貨店の販売員、ピアノ調律師……。スタッズ・ターケル著『仕事!』に憧れた著者が、街場の達人から仕事の極意を拾い集めた。ときに厳しく、ときにのんきな100の人生観が、それぞれの持ち場を明るく照らす。
「長時間のインタビューからはこぼれ落ちてしまいそうな──話を掬い取って煮詰めた、濃厚なダシのような本」(解説より)

Amazon記載の紹介概要文

大人になると、いろいろなことを経験したり・知ってしまったり・馬車馬になったり・前を上を向かねばと責任が重くなったり…いろいろありますよね。一時期、ビジネスマン向けの自己啓発本やハウツー本を多く読んでいたんです。スキルを伸ばしたくて・マインドチェンジしたくて。

でも、結局疲れてしまった。身の丈に合う速度で成長しなければ、反動が大きすぎる危険性もはらんでいるんですよね。

今回、たまたま立ち寄ったYA図書コーナーですが、大人もガンガン利用していい、というか利用した方がいいなと思いました(借りに来る中高生が圧に感じない程度に…!)。

10代前半~中盤は、思春期というのかな…とくに哲学的なこととか、将来への迷いとか、世の中の仕組みへの関心とか、いろんなことを考え・感じる年代だと思います。それゆえにYAジャンルは、非常に高度なライティング・編集力で完成された素晴らしい本が多いのかなぁと感じました(一端の元雑誌編集者意見ですが🤡)。

大人になったいま読んだら、当たり前のことを再認識する、のではなくて、再発見できる。知的好奇心でワクワクするし、とくにちょっとお疲れ状態の自分には、易しい優しい文体がありがたかったりもします。

しばらくは図書館通いが続くかなぁ😇

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