真夏にO157で緊急入院した。
2019/8/20。
本日入院費用の支払いを終えた。
生命保険請求の診断書発行金額6,990円を支払い終えたとき、
ふとこれまで総額いくらかかったんだろうと思った。
なので備忘としてまとめておく。
今後、耐え難い腹痛に見舞われた人がいた場合
参考になったら嬉しく思う。
2023/2/14 追記。
【1】感染から回復までの経緯
・2019/7/27~8/3の間に何らかの食事を介して感染。
この期間、実家に帰省し祭りに参加したり、
婚活と称して飲み歩いていたため多くの店が疑われた。
・2019/8/5 胃痛、下痢
・2019/8/6 胃・お腹全体が痛い、下痢、発熱(37.5)
食べてもすべてすぐ流れていく、水さえも。痛くて眠れない。
何も食べられず、下痢というか水が出る。人生初の痛み。
会社の近くの病院へ行くとアニサキスではないか?との診断。
しかもアニサキス4日で死ぬから大丈夫とのこと(?)
・2019/8/7 引き続き腹痛、下痢
→痛くて意識朦朧、会社近くの病院に再来院。
痛み止めの点滴で落ち着く。そのまま会社に戻る。
→夕方から突然激しい痛み、吐き気、仕事困難になり早退。
その夜血便が出る(液体状というよりは粘性がある血と水)
10分置きに激痛と血便で寝れず、食べれず、動けずでつらい
夜中も痛くて寝れずうずくまって東海オンエアを見て紛らわす。
・2019/8/8 血便のことを伝えるため再再来院
アニサキスではないようだとのこと(!)
血便出るならすぐ大学病院へ行けとのことで紹介状をもらう
午後の外来まで1時間以上あったため漫喫で待機
痛くてずっとうずくまってた。
午後、大学病院の消化器内科で診てもらう
→診療待ちの間も座ってられないくらいの痛み、
見かねた受付の方が処置室のベッドを案内してくれた(感謝)
→血便確認のため男性医師にケツ穴に指を突っ込まれる
その間も痛くて動けず車いす移動、点滴してもらう
→取り急ぎ大腸炎と診断され家に帰される
この日も痛くて寝れないつらい夜を過ごす
とにかく気を紛らわすため東海オンエアばっかり見ていた
・2019/8/9 もらった薬(抗生剤他)飲みつつ寝ていると、大学病院から電話
→O157の疑いがあるので今すぐ来てほしいとのこと
O157の場合、抗生剤が逆効果になる可能性があるから
→すでに体重42キロを切り、ふらふらの状態。
外は晴れていて暑そうだったが寒くて、
冬物のパーカー、くつしたを履いていく不審者ぶり…
→血液検査の結果昨日より炎症がひどいとのことで緊急入院
→何も入院準備しないまま感染症科のベッドへ運ばれ、
24時間点滴をつながれる、即入院。
・2019/8/10 24時間点滴が効き、だんだん痛みが引いてくる
・2019/8/11 ひたすら点滴。やっとシャワー浴びれる
ウィダーゼリーとヨーグルトを食べる許可が出る
・2019/8/12 ひたすら点滴。かなり回復してくる
・2019/8/13 ひたすら点滴。保健所の人がきて話聞かれる
病院食始まる
・2019/8/14 点滴がはずれる
・2019/8/15 退院(タクシー8,000円の距離)そのまま保健所へ検便提出
・2019/8/16 保健所から検便の結果陰性である旨連絡がくる
午後2回目の検便を提出
・2019/8/19 保健所から第2回検便の結果陰性の旨連絡が来る
午後大学病院で血液検査、尿検査ともに異常なし
会社の総務部より連絡あり、保健所から通知きたため
施設内消毒するためヒアリングされる
【2】どのくらい費用がかかったか
【3】今後注意したいこと
1. ナマモノや不衛生なものは食べない。
今回は生肉を食べたわけではないし、外食は基本他人と同じものを食べていたので、原因がわからない。
私が感染源だと予想している祭りの屋台の食べ物も、友人と同じものを半分ずつ食べた。(きゅうりは1本1本だが)
こんな普通の食生活を送っていてかかってしまったのだから、もう自分の身体が弱いのかもしれない。
しかもO157はたった100個程度摂取するだけで感染してしまう。
私が食べた部分だけ汚染されていたこともあり得る。
原因がわからないのは気持ち悪いが、今後はもう自分が怪しいと思うものは食べないようにする。
生野菜だからって75度以上の加熱殺菌処理がされていないものには毒があるものだと思って生きていく。
2. 保険について知っておく
私は病気で入院したことは初めてだ。
今回無知のために高額医療費請求認定書の発行が間に合わなかったことや、傷病手当金の給付対象外であることを知らずにせっせと書類を準備するなどの無駄な時間を過ごした。
そしてこんな高額な医療費をぽんと退院時に支払えるだけの能力もなかった。
今回、医療保険や健康保険の制度を知る良い機会となったが、以下の点だけは注意したほうがいい。
今後は医療保険についていろいろ調べてみようっと。
【4】入院中、あのときこうしていたらよかったと思うこと
1. まったく病院のことを知らずに入院する羽目になったが、
看護師さんに病院の案内冊子だけもらえばよかった。
(普通もらえる。私は部屋から出るの禁止だったせいかも。でも面会時間等も書いてあったりするので。)
2. 医療用テープが肌に合わず、かぶれてしまい、跡が残ってしまった
我慢せずかゆみ止めを買ってきてもらえばよかったか…。
3. 【3】にも書いたとおり、保険についてちゃんと調べて必要なフォーマットを手に入れる
4. 意外と必要だったのがリップクリーム(乾燥する)。意外といらなかったのが本。(点滴替え等で頻繁に人が入ってくる場所であまり集中できない)お見舞いでもらってうれしかったのはゼリー飲料かヨーグルト。
5. ジェルネイルは考え物
ジェルネイルをしていたので指に挟む酸素の機械?が最初反応しなくて
看護師さんが困っていた。(体調悪すぎたせい?)
緊急時に自分でとりはずせないものだから、怖いなと思った。
でもそんなのいつ起こるかわかんないからやっちゃうよね〜。
【5】さいごに
O157は最近聞かない病気だけど怖いです。
最近の若い人は知らないみたい。
自分より若いネイリストさんと話した時、何それ知らないって言われて衝撃を受けた。
数年前焼き肉店でユッケを食して亡くなった方がいましたがあれはO157ではなくてO111らしいです。私はその方のように合併症は引き起こさず、軽傷で済みました。
O157は肉だけじゃなくて野菜でも発症例が多いみたいです。
例えば惣菜店のポテトサラダがきゅうりが原因で汚染されていたとか。
でも嫌だったのは症状が治ってもウイルスは腸の中に潜んでいるかもしれないから、検便をしないとわからないということでした。
幸い陰性でしたが、無症状菌保有者もいるみたいです。
でも発症しない限りは他人に移すことはないみたいです。
だとしても体の中に悪いものがいるかもしれなくていつ発症するかわからないって不安で怖いです。陰性がわかるまえは怖くて嫌でした。
しかも法律で認定されている感染症なので保健所への報告や保健所からの通知がきます。
会社にも消毒命令のようなものがいってしまい、迷惑をかけた気分で嫌でした。
何よりも不安なのはいまだに原因がわからないこと。
あれ以来ナマモノは食べていませんしこれからも怖いというか気分が悪いので食べるつもりはないです。→2023年現在しっかり食べてますw
人間の忘却力ってすごいね。
特にきゅうりは大好物だったのに、今はもう見るといやな気分で食べれなくなります。
→2023年現在もめっちゃ好きです!
あんなお腹の痛みと戦うなんて嫌です。
陣痛があれよりひどいなら私は子供はいらないと思いました。笑
→それは今も思います。
これからも食べるという行為に気を使っていきたいと思います。あと東海オンエアに感謝。おわり。
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