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寂しい人間は魅力的だ

人生において、寂しさとはなんだろうか。
私には、寂しさがいつも付きまとっている。
何故なんだろうか。

寂しいとはまず、寂しいと考える時間が
あることが良くない。

毎日忙しくて、何かに夢中なら、寂しさは
感じないだろう。

あとは、誰かと比べると、寂しいと感じる。

幸せそうに友達がしているのに、私はどうして、

一人なんだろうかと比べる。
みんなは結婚していて、家族がいる。
あるいは、大勢の友人や、恋人がいる。
私だけが満ち足りていないと感じる。

季節の変わり目、夏から秋にかけて風が冷たく
なる中で、何もせず、ただ自分を他人と比べ、
暇をもて余してるなんて時は最悪だ。
夜は特に、辛い。
寂しさで気がおかしくなりそうだ。

そんな私は寂しい人間だろう。
自分ではそう思っている、
だが皮肉なことに、現実は違うのだ。

私は職場では明るく元気で、
とても毎日寂しさに思い悩んでいる様には、
他人からは気がつかれない。
お年寄りや子供にも、優しく接している。
家族と実家に暮らし、いつも一緒で、
仲も良い。仕事にもやりがいを感じている。
趣味もある。
充実していると言っても良い。

私は寂しいとは逆の人生なのだ。
でも、私の心が寂しいと言ってならない。
だから寂しいのだ。

どんなに現実が幸せでも、
私の心を幸せにしなければ意味がない。
そしてそれを決めるのは自分で、
他人には、私の寂しさは癒せないのである。

ならどうしたら良いか。

多分、受け入れるしかないのだろう。
寂しいと感じている自分を。
このままでも良いのだと、
自分を責めず許して、
寂しい夜と向き合うのだ。

自分を変えなければ人生は変わらず、
幸せになれないのではない。
寂しさとは、恥ずかしい感情でもない。
真面目に一生懸命生きているから、
寂しさを感じるのだ。

そんな、自分を好きになれば、
自然といつか寂しい感情が消える。

寂しい私たちは、とても魅力的で、
人間らしく、尊いことに気がつくべきである。

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