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ボクシングと私 前半

ボクシングを始めたのは27歳。ボクシングと出会って26年。
今はプロボクシングジムでセコンドをやらせて頂いている。
なんでボクシング始めたの?試合出た事あるの?よく聞かれる。
私は試合をしたことがないので、戦歴はない。笑 
ボクシングとどのように関わってきたか書きたいと思う。

●初めてのボクシング
ボクシングに全く興味がなかったのに、ある日突然激しいスポーツをやってみたいと思い、今はない女性専用ボクシングジム(ワタナベジム系列)に入会した。そこで縄跳び、シャドー、ミット、マスボクシング。
なんて面白いスポーツなんだ!と感動する。
そして、ストレス解消のためのボクシングではなく、スポーツとしてもっと真剣に向かい合いたくなり、川崎市にあるプロボクシングジムに入会する。

●プロボクシングジムに入会して
当時は女性でボクシングをやっている人はほとんどいなく、ジムに女性は私入れて2人。(もう一人は今も大事な友達)更衣室もなく会長の部屋で着替えていた。
初めてプロボクサーの練習、減量、試合をみる。全く知らなかった世界。どれも新鮮に感じた。
ボクシングに更に興味を持ち、ボクシング漫画を読んだり、ボクシングマガジンを毎月買って読んだ。2年間通った。出席率はかなり良かったと思う。
会長と何度も飲みに行ってボクシングの話を沢山聞いた。(私はお酒を飲めません)
突然夫のアメリカ赴任が決まり、ジムを辞めアメリカに引っ越すことになった。ジムの会長が、ピストルもよけろよ!って。笑 会長らしい。

渡米前、実家近くのキックボクシングジムに通い、初めてキックを習う。

●アメリカでボクシング
カリフォルニアで、家を探しながら同時にボクシングジムを探した。
赴任に伴い、私は仕事を辞めないといけなかったので、私にはボクシングしかなかった。アメリカンキックボクシングアカデミーに入会。
K1選手がいたり、日本のプロレスラーが修行にきたり、かなりレベルが高いジム。月謝は日本とほぼ同じ。約1万円。
「私は英語は話せないけど、ボクシングが大好きです」と頑張って英語で話した。笑 
アメリカのジムは合同練習で、体操、シャドーのあとは、お互いにミットを持った。なかなか溶け込めなかったが、ある日、トレーナーが私のシャドーは完璧だ。とみんなの前で言ってくれた。
それから、まわりの私を見る目が変わった。話しかけてくれたり、ミットのペアを組みたいと言われるようになった。トレーナーに感謝!

このジムには私以外に3人の日本人男性がいた。ボクシングを教えて欲しいと言ってくださり、ミットを持つようになった。これまたなぜかメキシコ人男性からミットを持って欲しいと頼まれ、空いた時間にミットを持った。この経験がのちに、トレーナーへの道につながる。

ジムには週3回以上通い、スパーリングクラスに参加するようになった。
スパーリング相手は体重や性別の考慮はなく、大柄の男性とやる事も多かった。突然抱きかかえられて、リングのコーナーの上に座らされた事もあった。ボコボコにされて、駐車場で泣いた事も。
(私は45キロなので約100ポンド。軽量級の人はいなかった)
ある日、スパーリングの調子がもの凄く悪く、ぐったりして帰ったら。。
なんと妊娠していた。(次の日判明)
妊娠がわかる前日にボクシングしてた人なんて初めてですよ!と産婦人科の先生に言われる。
妊娠8ヶ月の時に、夫の仕事の関係で帰国。

●日本に帰国。ボクシング復活
2年ぶりに帰国して、出産、育児の日々。
子供が3ヶ月の時に、以前通っていたキックボクシングジムに行く。
会長に体力が落ちたけど、またボクシングをやりたいと話したら、ミットを持ってみないかと言われる。
週1日、キックボクシングジムでボクシングのミットを持つようになる。
ミットをはずされて、肋骨を骨折することもあったが。ミットを持つのは本当に楽しかった。

後半に続く。

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