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【妊娠後期/33週】コロナ陽性で入院するの巻/その②

・入院1日目(高熱&咳+ぐずぐず娘)
家まで防護服を着たドライバーの方が迎えに来てくれる。娘は「せっかくパパに会えたのにぃぃぃ」と泣く。荷物多くなってしまった…と思ったが、病院到着後、案の定看護師さんに苦言を呈される…が、持ってきちゃったものはしょうがないよねえとそのまま病室へ。院内は車椅子に乗せられて全身にビニールのカバーを上からかけられて移動。胸から上のCTも撮ってもらう。娘は久しぶりの点滴ルートとりに大泣き。機嫌がすこぶる悪い。
娘もコロナ原因で「クループ症候群」というのになっていたらしく、けんけん!という不思議な咳はそれのせいだと判明。入院対応した方が良いやつだったのでお母さんの判断は賢明ですよ、と言ってもらえてホッとする。

病室はラッキーなことに娘と2人で個室。ホッとする。娘も私も点滴+心電図でコードだらけ。ベッドに横になると、想像以上に自分自身がボロボロだということを思い知る。熱は38.6度を超え、カロナールを処方されて飲む。「ママもこれはしんどいね」と労ってくれる看護師さんに心底ホッとする。入院、してよかった…と、思う。

あかちゃんのNSTモニターも毎日してもらえるので安心感。1日目の時は私が高熱を出しているからか、赤ちゃんの心拍も速くなっていて苦しそうだった。そっか、私が苦しいとき、あかちゃんも苦しいんだ…と実感する。はやく治さなくては。

2歳娘はベッドに入れて柵をあげると「ママにぎゅーして欲しいのおおおおおお」と大泣きされるのでふらふらしつつ立ち上がる。(モニターの時だけはどうしようもないので、夫とLINEビデオ通話を繋いだりして誤魔化す)
娘もしんどいし心細いし点滴のルートで手が不自由でイライラするし…で、1日に300回ほど「ママにぎゅーしてほしいの!」と叫んでいた。5センチだって離れていたくないWaT状態である。

夜間、別のベッドで寝ようと試みるも「トントンして!」「ぎゅーして!」「ママ〜!」と1〜2時間おきに起こされるのでふらふらであった。翌日の夜から諦めて途中から娘のベッドで一緒に寝ることにしたが、妊婦バディの私にはかなり窮屈で、娘も寝相が悪いので蹴っ飛ばされるのではとヒヤヒヤしこれはこれで大変であった、が、やっとまとめて4時間くらい眠ることができた。(身体がよく朝バキバキになるが)

・入院2日目(ふらふらグズグズ)
熱が37度前半にさがる。娘は熱完全に下がる。頭が痛い。食事が思うように食べられなくなっていてあわてる。娘もなかなか食べてくれず、点滴続行。娘は大変不機嫌。Wi-Fiがない病院だったのでPC使って動画作戦もできず…携帯の残りのギガを使い切るまで娘に差し出す。まだ身体はふらふら。

☆1〜2日目のとき困ったこと
とにかく激しく咳き込んでしまうので、尿漏れがやばい。尋常じゃなくやばい。薄いおりものぱっとでも足りず、お漏らし状態…。ナプキン持ってこればよかった…と何度も後悔。

・3日目(らくになってきた!)
ようやく熱が下がる。お風呂に入ろうという気力が湧く。娘とシャワー、実に5日ぶり?!化粧水とか何も持ってこなかったことを後悔。トラベルキットは必要だった…(夫もコロナ陽性だから差し入れもNG、最低限ならAmazon発注OKとのことで買う)娘は元気になってきて、ぐずぐず三昧。動き回れないストレス半端なさそう。この日、やっと点滴がとれる。

☆夫のファインプレー
レンタルポケットWi-Fiを発注して病院に届けてくれた!これによって束の間の娘動画TIME&気兼ねなく夫とビデオ通話ができるように。すこしほっとする。無制限のはずが3ギガで速度制限かかって苛々したけれど…

・4日目(娘退院!)
娘だけ先に退院できることに!「びょういんきらい!おうちかえりたい!」とずっと言っていたので、夫にはちょっと頑張ってもらわなくてはいけないが先に家に帰すことに(私も体力が限界だったこともあり)。妊婦の私はもし退院して何かあってもコロナ陽性だと万が一の時対応できないので、入院継続すべきとのことで居残り。寂しい気持ちと、すこしだけホッとする気持ちと。
「ママは一緒に帰れないから、パパと仲良く過ごすのよ!」というと、「ママ、ドーナッツしよ」と両手を繋いで輪をつくり、ドーナツ!ドーナツ!と踊ったあとに「ママのこと守るからね」とぎゅっとされてなんだか泣きそうになる。愛。ママも絶対にあなたを守るよ、大好きよ。イライラしてごめんね。

娘が帰って、個室→大部屋に移動になる。

ひとりでぼーっと過ごすの何日ぶりだろう…。大部屋ストレスかなと思ったが、快適、快適…。ぐっすり眠らせてもらえました。やっと身体が軽くなってきたと実感。

・5〜6日目
自分の分だけだとちゃんとご飯食べられるし書類も書けるしお薬も飲み忘れないな、と、これまで必死すぎた日々を思い返しつつ、寝たり、ぼんやり読めてなかった漫画をアプリで読破するなどする。夫ワンオペ生活大変そう。先に発症しているので、本当は社会復帰タイミング。在宅ワークにしているが在宅ワークできるわけもなく…早く帰ってきて〜とのSOSを受けて早めの退院交渉。

きっとこの数日で、夫は完全なるワンオペ育児の大変さを思い知ったことでしょう…。よく頑張ってくれてありがとう。(ちゃんと朝ごはんに目玉焼き作ったりしていて、感動。やればできるこ!)これで安心して産む時入院できるなあなんて思う。

そして、あした、1日早く退院できることに!
私のいつもの産院は隔離明け+7日あけないと受診できず…なのだけれど(もう半月以上行ってない)その間、もし何かあったらきてくださいねとも言ってくれて心強い。本当に病院のひとたちには頭が上がりません、ありがとうございました。


明日が隔離最終日。
明後日からは娑婆だー!

娘もやっと保育園復帰。いつのまにか進級しているので、先生や教室が変わっててびっくりするかな…と少し心配。お祝いしないと。


結局、我が家は合計13日間の
コロナとの闘いとなりそうです。


これで3ヶ月くらいはコロナ最強免疫あるらしいと噂に聞くし、産む時にかかるリスクは回避できるようになったかなあ、なんてやっとポジティブに捉えられるように。

実態がわからないコロナだったけれど、風邪よりはやっぱりしんどいし、インフルエンザみたいに対処法もはっきりしてない。何より社会活動停止期間も長いのも大変だし(医療機関になかなか受け付けてもらえなくなる、という点も怖い、とおもった)なるほどこれは、きつい。入院している人は妊婦さんが多かったり、高齢者の方は結構しんどそうだったり、入れ替わり立ち替わり。みんなそれぞれ大変そうで、何より看護師さん達も大変だろうな、と、思う。防護服の下汗まみれで、ボロボロの私を助けてくださって、心を軽くしてくださって、本当に感謝感謝です。


何はともあれ、大変でした。
かからないにこしたことはないね。

…お花見、したかったなあ。

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