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【妊娠後期/33週】ここにきて家族全員コロナ陽性…2歳娘と入院したの巻/その①

人生は時に小説よりもよっぽどハードモードで、2022年は本当にずっとそんな感じである。なるほどこれが厄年のせいならば、息子を産んではやくすっきり厄落とししてしまいたい。(君もいろんな修羅場を潜り抜けてたくましいねベイビーボーイ、はやくあいたいよ)

それは先々週の金曜日、夫が夜に発熱。
コロナの可能性も踏まえて夫は自室に隔離。翌日の朝PCRを受けるも、土曜日なので結果は月曜日に来るらしい…とのことで、土日はとりあえず不安を抱えつつワンオペ。夫は37.2〜38度の発熱と咳が収まらず、これはうつしたらやばいやつだ…しんどい…といいつつ食欲はしっかりある様子。(こういうときに昔だったら優しくなれたのに「こっちも隔離しつつ2歳児ワンオペで、実母は意識朦朧としているし、なかなかしんどい」とか思ってしまって本当によくない)ただの風邪であれ…と願う。

そして月曜日。夫のコロナ陽性が確定、私と娘も濃厚接触者確定。
「さよなら保育園〜!」と、思う余裕がこの時はある。私も娘もすこし咳があり、喉がすこし痛い。でも、気のせいと思いたい…と月曜日は全力で夫隔離しつつじっと家で過ごす。そもそも「濃厚接触者」な時って病院どう受診すれば…?と混乱。いまのところ娘と私は大丈夫そう、大丈夫そうという確信が欲しくて都の濃厚接触者用PCR検査キットをとりあえず申し込む。夫を10日間隔離し続けることは困難(そして最後のほうで感染したら20日以上妊婦健診にいけない…)と気がつき、いっそ最短ルートで、夫だけ回復してもらおうとホテル療養に申し込む。翌日お迎えがくることになって、隔離ストレスからすこし解放されほっとする。

火曜日、夫はホテル療養へ。
これから一週間会えないのか…としょんみり。PCRキットなかなか届かないし、ちょっと喉と咳も気になるし…と、夫がPCRをうけたかかりつけの病院に電話して状況を説明、大人のPCRは受けられる(10歳未満のPCR検査をできる病院がすごく少ない…唾液採取法じゃなくて鼻拭う方式のもの。かかりつけ小児科にも電話で聞いてみるも抗体検査しかできない)とのことでとりあえず私だけでも、と、娘と病院へ。検温してみると、まさかの元気そうな娘38.6度も熱がある…焦る。ここ数日夫が体温計キープしていて、ちょっとあついかな?と思った瞬間もあったがちゃんと計測できていなかった…痛恨のミス。病院で子供のPCRができる場所を教えてもらう。すこしずつぐずぐずが大きくなって、だるそうにする娘。不安。重たいお腹でちょっと離れた病院まで歩いてハシゴする。
娘、次第に咳き込んで吐くようになりぐったりしてくる。その夜のうちに結果が出て、娘もコロナ陽性が確定。終わった、と、思う。夫を送り出してしまったけれど、これ2人で乗り切るの無理だ…と、夫療養にいったはなから帰ってきてくれと交渉。夫ごめん。
その夜はこの2年半の育児期間でもしかしたら一番くらいハードだったかもしれない。娘は高熱を出し、夜間大袈裟でなく15分おきに咳き込んで目覚め「ママー!」と泣き叫びそして吐くむすめのゲロキャッチを素手で十数回。(解熱剤も吐いてしまったからか効かず)夜通しほとんど2人ともまともに寝られず。あまり食べられず、飲めず、娘の咳は「けんけん」という感じでいつもとちょっとちがっておかしい様子である。私も夜間じわじわ熱が出てきて37度前半くらい、これは、やばい、と、思う。何度も寝て起きて股関節が尋常じゃなく痛い。これが数日続いたらぶっ倒れてしまう。

水曜日の朝、私もコロナ陽性が確定。
保健所から電話がかかってくる。伯母からのアドバイスもあり「娘と私で入院か療養させてもらえるところはないか」交渉。このとき娘が心配でゴテゴテに回っていたけれど、実は私も38度越えの熱が出ており、よく考えたらなにも食べぬまま(娘に食べさせようとするのに)昼過ぎとなる。娘の病状と自分自身が妊娠33週であることを伝えると、保健所の方が入院できるところを探してくれることに。
そして夫が色々と交渉頑張って帰ってきてくれた矢先に「入院先決まりました」と保健所から連絡。「ちょっと急なんですけど、一時間後に迎えに行きます。荷物は、感染症対策のために日数分の下着と携帯と充電器だけにしてください。9日間入院です」と言われてプチパニック。「5分で用意しな!」と叫ぶラピュタのあのおばさんが脳内再生。2歳児、おもちゃ無しで入院生活いけるわけがない…とふるえる。感染症対策…とわかっているものの、こっそり色々判断能力のない状態で詰め込む。帰ってきた夫に「入院やだよおおおおお1週間分のパンツなんてないよおおお」と半べそかきつつ準備。(自分で希望したくせに、一年前の娘の手術時の、母子同室入院生活を思い出して震えた)

そんなこんなで、コロナ療養のための入院が決まった。私は大丈夫、と思っていたけれど、思いのほかボロボロになっていたことに後から気がつくのであった。
(((その②に続く…

#新型コロナウイルス #入院レポ #妊婦 #妊娠後期 #育児 #ちあきろく

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