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「翻訳家」が「翻訳装飾家」いう肩書きに変わる。

デジタル翻訳・オンライン翻訳は翻訳の分野では結構早くから使われていて、近頃のAI開発の加速で単語・テンプレートのデータ量も急ピッチで増しています。

もはや翻訳家は、ロボットが行なった翻訳文を人間が読んでおかしくないように最終チェックする検査員・装飾家という位置付けで、この傾向はこれからももっと加速することは容易に想像されます。

マニュアルやレポート、書類などの一般文章を担当する翻訳家(検査員)にも更なる高度な自国語のスキルが求められています

翻訳の対象となる言語の知識にもまして翻訳文の完成度を高めるスキルがさらに重要になってゆくでしょう。

人間が文章を読むということが目的である限り、自国語の言葉の使い方に長けたコピーライティング・執筆という言葉を巧みに操るスキルが、翻訳の良し悪しを決めるポイントとなってきます。

依然分かりずらい翻訳に遭遇することが多~い!ように思います。
原文に忠実に翻訳をしようとするあまり、本意が素直に伝わってこないというやつですね。

読者が読みたいのはスラ~っと読める文章で、「一言一句漏れることなく翻訳されているかどうか?」は全く関係ありません。

小説・歌詞や映画・ドラマ脚本などの翻訳家は、持ち前の意訳のスキルをさらに素晴らしいものに昇華させてゆくことが必要です。

そして全体として「翻訳家」という肩書きは「翻訳装飾家」「翻訳校正家」になってゆくのではないかと思います。

日本へのインバウンド旅行者の爆発的な増加に伴い、特に英語に対する需要・認知はさらに加速するでしょう。

英語を理解する日本人の更なる増加は確実です。

そして、机上で点数により資格化される言語の習熟度を計るシステムは文章化された情報の範囲の中で特に歓迎され、会話においては、習熟度にかなりの幅を持たせた柔軟な対応が横行することになると考えます。