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【13】他人の評価から自分を守る『可愛い戦争から離脱します』整形アイドル轟ちゃん

誰にでもコンプレックスはある。
特に外見のコンプレックスが人生に与える影響は大きい。
思春期は自分の見た目が気になり、周りからどう思われているかが気になって仕方なかった。

その自意識は年々低下しているが、人によっては当時の感覚が残っている人も多いように思う。
どうしたらその自意識を落ち着け、コントロールできるのだろうか。
他人から容姿に関して攻撃を受けた場合、どう対処したらよいのだろうか。

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本書は、紆余曲折を経て整形を選んだyoutuberの話である。
容姿に関して一方的な攻撃を受ける現実を変えるため、大学1年生の時に初めて整形をした。
整形は一度で満足することなく、その後も繰り返すこととなった。
その過程で、タブー視される整形の現実をyoutubeで届けるようになったという。

両親からもらった生まれながらの容姿を変えることをタブー視する声は多い。
だが、容姿が原因でいじめを受け人生が破綻しそうな場合は、整形を他人が否定するものではないと感じた。

もちろんそこまで崖っぷちになる前に対処できたほうが良い。
他人から攻撃されたときに、自分がどう受け止めるか、ということが全てだと思う。

「他人が自分を評価することは避けられないが、それが自分の価値というわけではない。」

この域に達するのは、簡単なことではないと思う。
それでも自分を客観視することが役に立つのではないか。
本を読むこと、多くの人と話すこと、新しい体験をすることで自分が置かれている立場、状況を客観視することができれば、他人の評価が絶対的なものではないことを刷り込むことができる。

長女が思春期を迎えたときに読み返したら別の感想になるかもしれない。

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