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菜食料理で作るヘルシータコライスプレート!体は自分が選んだ食べ物でできている。

こんにちは!ライターあきこです。
食べることには目がない私。先日、久しぶりのお料理教室に参加してきました!
テーマは「野菜が主役のカフェご飯」
玄米菜食をコンセプトに組み立てられたメニューは、満足感があるのにさっぱりとした後味で、作り方もシンプル。
菜食と聞くと、食べてはいけないものばかりでハードルが高そうだと思っている方はいませんか?そんな方にこそ、一度お越しいただきたい料理教室なので、この体験記を読んで興味をもっていただけたら嬉しいです!

この日のメニュー
★高野とうふのタコライス
★にんじんポタージュ
★れんこんカレーマリネ
★ポテトとブロッコリーのペペロンチーノ

11月29日のお昼前。大塚のななキッチンをお借りして料理教室のスタートです!講師は佐々木昭彦さん。佐々木さんが考える菜食料理の本質は、「日本人が昔から自然に育んだ食文化で、日本人の体に合うもの」。玄米・温帯地域の野菜・大豆・海藻・味噌・醬油・自然塩を組み合わせた食事に重きを置くのが、日本人の体には一番無理がないという考えです。老若男女が気軽に菜食料理に親しんでほしい、という思いで佐々木さんが考えたのが今日のカフェランチメニュー。タコライスやポテトフライ風の一皿を用意して、ジャンクフードならぬ「ヘルシージャンク」という名前で呼ばれていました!

最初に頂いたのは今日のために佐々木さんがすべて手書きしたレシピ集。

料理の道に入る前はデザイナーをしていたという佐々木さん。手書きの表紙に、キャリアが垣間見えます。


ここで中身をお見せできないのが残念なほど、こだわりが詰まっています。どのレシピも、調味料は最小限で素材のうまみを最大限に活かすための工夫がされているのです。

調理に入る前には、豆知識をたくさん教えてくれます。
一瞬でメキシカンの味になるスパイスの組み合わせ、マリネ液の黄金比、食材の陰陽の話。
東洋医学の考えでは、すべての食材は陰と陽に分けられるそうです。体をゆるめたり冷やしたりする食材は陰、体を緊張させたり温める作用の食材は陽に分類され、どちらかに偏らずにバランスを取ることが大切なのだとか。
現代の食事はどちらかに偏りやすく、玄米菜食は陰陽のバランスを取るうえでもベストだそうです。
こんな風に、食に関する歴史や豆知識をじっくり教わるので自然と食材への興味が湧いてきます。

調理中の風景

今日の主食となるのは玄米。炊飯器ではなく、圧力鍋で炊きます。
「圧力鍋でお米が炊けるんですか??」と興味津々のわたし。
精米した後の白米と異なり、玄米は栄養が豊富。だから玄米をたくさん食べていた時代の人はご飯のおかずが少なくても栄養不足にならなかったのだとか。

玄米の炊きあがりを待ちながら、テンポよく4品を仕上げていきます。
実際に包丁を握る場面もありますが、時短のために佐々木さんが事前に下準備をして下さったものもあります。そのため、普段あまりお料理をしない人でも安心して参加できるのがうれしいポイントです!

タコライスはお肉の代わりに高野豆腐を使います!細かくした高野豆腐を油で炒るところ。


火にかけた豆乳にレモン汁を加えると…
カッテージチーズの完成!タコライスに添えます。
ポタージュを作っているところ。じっくりと旨味を引き出すのでコンソメ要らずです。


ペペロンチーノを作っている風景。低音でガーリックの香りを引き出したオイルにじゃがいもをしっかり焼き付けてコクを出します。


そうして本格的な、カフェランチに出てきそうなタコライスプレートが完成しました!

どこからどう見てもカフェプレート!玄米とタコライスの相性抜群でした。


実際に食べてみると、美味しいだけでなく後味がさっぱりとしていたのが印象的でした。
完成したプレートを味わいながら、食に関する話題は尽きません。
「体は食べたものでできている。食の文化や背景を知ったうえで、何を食べるかを選択してほしい」
佐々木さんが菜食料理を広める理由は、この言葉に集約されます。
お肉や動物性の食材を否定するわけではない。
西洋から入ってきたものも受け入れていい。
けれども日本人が伝統的に選んできたものは菜食を中心とした食事であり、
これが日本人の体には負担がない食事だと知ってほしい。
世の中に流通するいろいろなものを受け入れつつも、アンテナを張って選び取ってほしいというメッセージを頂きました。

私自身お肉は大好きですし、いつも健康的な食生活とは言い難い。
でも学んだからには、少しずつ菜食のエッセンスを。
長く続けられるように、ちょっとずつ菜食を始めてみます。




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