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アルセーヌ・ルパンと旅するパリ ⑥ 『虎の牙』パリ16区をめぐる


今日から、パリの高級住宅街(16区)を中心にして起こるルパンの事件を見ていきたいと思います。

ルパンの物語でパリが舞台になっているストーリーでは、特にこの高級住宅街と言われる地区(16区や16区に近接している区)がよく登場します。

16区に隣接しているブローニュの森を出ると、スシェ大通りに行き当たります。

そこから北の方へ向かって歩いていると、5分もたたないうちに14番地が見えてきます。

↑スシェ大通り14番地

以下、「虎の牙」を読んでいない方は、ネタばれになるかもしれないので、少し下げます。



このスシェ通り14番地は、「虎の牙」でイポリト・フォービルが住んでいた家で、その息子エドモンとともに、殺されてしまう。

ドン・ルイス・ペレンナ(ルパン)とマズルー刑事がこの家に一晩中はりこんでいたにも関わらず・・・。しかも、疑惑はルパンに向けられ、庭に虎の牙のような歯型のついたリンゴが落ちていた。

物語の後半で、この邸宅は爆破されてしまい、ルパンも命からがら脱出するのだが・・・。

爆破されたとき、たくさんの野次馬が集まってきたと本に書いてあるので、その情景を思い浮かべながら、この通りを歩いてみました。

この通りを歩いたのは、20年ほど前なので、また16区のこのあたりにも行きたいなと思います。


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