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夢は「彫刻」のように形作っていくもの

「夢」について皆さんにお伝えしたいことは2つです。1つは、夢に関わる、心震える仕事をして欲しいということ。修行のために敢えて途上国の支援とは関係のない仕事をしたときに実感したのですが、自分の夢に関わる本当に好きなことをやらないと、それを徹底的に突き詰めることはできません。また、好きなことをやってないと、幸せの尺度が「自分が他人にどう評価されているか」になってしまう。それではうまくいかないときに持たないです。他人の評価を気にする他人の人生ではなく、自分がやりたいことに突き進む自分の人生を生きてください。

もう一つお伝えしたいのは、夢は、探し続けて行動し続ける人にしか見つけることはできないということです。夢が見つけられないというのは、ほとんどすべての人が抱え続ける悩みですが、夢は、待っていれば突然降ってくるものではありません。探し続けて、行動してみて、その中で少しづつ「彫刻」のように形作っていくものだと思います。周りに流されず、自分の興味のままに、探し続けてください。

令和5年度東京大学学部入学式 祝辞 より


全文はこちらから読めます。



この文章を読んでしまってから、私の思考はとまり、ぼんやりとした時間を過ごしていた。
私には明確な夢がなくて、文章中に語られている「ほとんどすべての人」に例外なく当てはまっている。


小学校高学年くらいの頃から、「夢」がない自分に焦燥感と劣等感をうっすら感じながら、ここまで生きてきた。
そんな自分の焦燥感がこの文章によって、くっきり形作られて目の前に現れてしまった。


自分が何をしたいのか分からないし、それを見つけるために行動するにも何をしたらいいか分からない。分からないの無限ループ。



自分1人では処理しきれない思いに膨らんでしまったので、彼氏に相談してみた。

「エネルギーが余っているんだよ」
体を動かしてみるのがいいんじゃない?と言われた。

確かに最近は家でストレッチするくらいで、疲れるほどの運動はしていない。


「何も生み出していない気がする」
そんなことを言う私に対して、存在しているだけで99%生み出しているから、残りの1%だけをどうするか考えてみなよ、と。


自分の中で全然答えは出てないし、出る気もしていない。
そもそも答えを出さなきゃいけないものでもないし。

ちょっと気楽になったので、何か新しいことを始めて(新しいことはエネルギーが必要だから)、まずは1週間続けてみようかな。


芯をつく文章に出会った、出会ってしまったのもタイミングなのかなとも思う。
何が自分にそんなに刺さったのか。

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