秋音

27歳 食べること、歩くこと、喋ること、食べること

秋音

27歳 食べること、歩くこと、喋ること、食べること

マガジン

  • 四国半周、一人旅

    2023年の初春に四国旅行に行ってきました。前半5日は一人旅、後半2日は友達と二人旅。文旦、モーニング、うどん、はまち漬け丼。

最近の記事

今日の佳き日に

朝7時40分。 マンションの階段を駆け降りて家を出る。 駅までのいつもの道を足早に歩く。 カーブを曲がると道の脇のスペースに袴を着た2人の女性の後ろ姿と、正面から写真を撮るお母さんと思われる女性。 今日はどこかの大学の卒業式なのかな、と頭に浮かぶ。 信号待ちをしていると横から別のオレンジ色の袴の女の子が歩いてきた。道路の向こう側で同じように袴を着ている女の子に恥ずかしそうに誇らしそうに何回も手を振っていた。 そう、女の子。小学生。 そうか、近所の小学校の卒業式か。

    • 「愛してる」の大合唱

      「愛してる」という言葉、人生で何回言っただろう。 これから何回言うのだろう? 計3回音楽フェスに行った2023年、締めくくりはCOUNTDOWN JAPAN2324でした。 単独ライブには積極的に行かないようなアーティストも、生で聴くことができるからフェスは大好き。 ちゃんみな、緑黄色社会、マカロニえんぴつ... ゆっくり座ってお酒を飲みながらCreepy Nutsを見るという念願の夢が叶って嬉しかったし、一曲だけ聴いて出ようと思っていたAwichはあまりの迫力とぶち

      • 横浜中華街に行ったら、この中国茶を飲んでほしい

        美味しいものいっぱい中華街。 小籠包とかダージーパイとか角煮まんとか。 でも、あったか〜い中国茶が一番美味しかった! その日のメインは赤れんが倉庫のクリスマスマーケット。暗くなるのを待とうということで、15時過ぎに中華街へ。 まずはストロー付きの大きい小籠包、大籠包(?)で小腹を満たす。美味しい! ほどよく塩分を摂取して、朝からほとんど水分を摂っていなかった私は、あたたかいお茶が飲みたくて仕方なくなった。 ここは中華街。どこかに必ず中国茶をテイクアウトできるお店があるは

        • 親友の結婚式は幸せいっぱい

          まず、何も躊躇わずに「親友」という言葉を使うことができる関係性がなによりも尊い。 そして、そんな親友の結婚式は幸せいっぱいのふわふわ空間だった。 10年くらい前に親戚の結婚式に出席して以来、結婚式というものからは縁遠かった私。 自分でパーティードレスを選ぶのも、ご祝儀を包むのも初めてだった。 それまでの寒さが嘘のように、暖かく晴れた日。 上着を羽織らず浦和の会場まで電車に揺られて行った。 会場に着くと高校時代の友達がずらり。 みんな全然変わっていない。 式の前に新婦に

        今日の佳き日に

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        • 四国半周、一人旅
          5本

        記事

          うちのエバーフレッシュちゃん

          11月にお迎えしてから早1ヶ月。 フェイクグリーンではなくて生きている植物にするのは少し勇気が必要だった。 枯らさないか、きちんと水をあげられるか、飽きちゃわないか。 ...いまのところ、そんな不安は要らなかったと思う。 冬なので控えめに、まだ3回しかお水をあげていない。 本当はたくさんお世話したいから、お水もたくさんあげたいけど、逆に元気がなくなっちゃうから葉水を少々で我慢。 せっかくなので少しでも生命を感じたくてエバーフレッシュにした。 夜になると葉っぱが閉じてし

          うちのエバーフレッシュちゃん

          コロナ。桃、シャインマスカット。

          コロナに罹って発症してしまった。 喉の違和感は、クーラー直撃で寝たせいだと思っていたけれどコロナの症状だったらしい。 倦怠感と食欲の無さをうっすら感じていた日。 寝て起きると明らかに熱がある。 幸か不幸か長期連休の2日目だったので、ゼリーとかポカリとかプリンを買い込んで巣籠もり開始。 熱を測って軽く昼寝をして抗原検査をすると、陽性を示す「T」のところにくっきり濃いライン。 水とポカリをたくさん飲んで、親にLINEをしてもう一度寝る。 ピンポーン 何だろうと思いな

          コロナ。桃、シャインマスカット。

          だが、情熱はある

          久しぶりに連続ドラマにハマって、4月期は4作追いかけていた。 その中でもこれ。 私はCreepy Nutsが好きだ。 2017年。 大学生の時に部活の同期内でMCバトルを観ることが大流行。 毎日のようにスマホの小さい画面に2、3人で集まって動画を観ていた。 当時、フリースタイルダンジョンというMCバトルの番組がテレビ放映されているくらいには世の中的にも流行っていたと思う。 圧倒的な王者だったR指定も番組に出ていた。 これが私のCreepy Nutsの入口だった。

          だが、情熱はある

          大きな苺が2粒も|日記

          雨の三越前駅。 高校時代からの友達のミナコとカフェに行く予定なので駅前にて待ち合わせ。 ミナコは今年の4月に新卒から勤めていた会社を退職して、フリーランスになった。 退職後すぐに海外に行っていたのでなかなかタイミングが合わなかったけれど、やっと会える。 私にお土産を買ってきてくれたらしい。 旅先で自分のことを思い出してくれるというのは何とも嬉しい。 「電車の遅延で少し遅れそう」というミナコからの連絡に「全然だいじょうぶ」と返信していると、女性が1人近づいてきてスマホを

          大きな苺が2粒も|日記

          最高の餞別

          またまた仕事の話。 私が遅番の時に、一緒に締め作業をする女性のパートさん。 その人と作業をする頻度は週に2回くらいで、最初は職場の人間関係についてとか、天気についてとか他愛もない雑談をしていた。 「ああ~、帰ったらお酒飲もう~」 なかなか作業が終わらなかったある日、私が伸びをしながら言うと、「家でお酒飲むの?」と聞いてきてくれた。 日本酒とハイボールが好きだけど最近は梅酒のソーダ割りばかり飲んでいること、お酒の種類がたくさんあって安い業務スーパーが近所にあって便利なこ

          最高の餞別

          生まれて初めて公衆電話を使った日

          駅のホームに向かいながら、ワイヤレスのイヤホンを耳に挿した時に、いつも聞こえるポロンッという接続音が鳴らなかったことに軽い違和感は覚えていた。 イヤホンケースをしまいつつ、音楽を再生するためにバックの中からスマホを取り出そうとしたけれど見つからない。 上着のポケット、ジーパンの後ろポケット、横ポケット、サブバックの中、最後にもう一度バッグの中をゴソゴソと高速で探したけれど、やはり無い。 「さっき降りた車の中に忘れてきたんだ。」 0.5秒くらい思考してから、たまたま数メ

          生まれて初めて公衆電話を使った日

          野菜もりもりサラダを食べていれば全部大丈夫になる気がする

          夜ご飯にサラダを食べることにハマった。 ベースはレタスときゅうりとわかめとツナ。 それ以外の具材は、気分とスーパーの値段で決める。 主に選ばれるのがトマトと新玉ねぎと豆腐。 レアキャラでサラダ豆とかが選ばれる。 朝なかなか起きることができないので、どうしても朝ごはんが適当になってしまって。 お昼ご飯もおむすびかパンが多くて炭水化物祭り。 せめて夜ご飯だけは、と思って野菜を食べるようにしたら体調もすこし良くなった気がするし、何より健康的なので罪悪感がなくて良い。 高知

          野菜もりもりサラダを食べていれば全部大丈夫になる気がする

          変わりゆく日常と変わらない友情

          「4月からこっちに引っ越してきたんだよ。」 久しぶりに会うナカジマくんは変わらず飄々としていて懐かしい気持ちになった。 札幌時代の友人3人との飲み会。 東京駅構内の中華料理屋で他の2人の到着を待っている間にナカジマくんとお互いの近況報告をした。 彼は大学時代にウイスキーの魅力にどっぷりハマって、一人暮らしの8畳間に自作のバーカウンターを作り、収集したウイスキーの瓶をずらりと並べていた。 当時よく一緒にいたメンバーで、バーカウンター目当てで家に押しかけてはナカジマくんが

          変わりゆく日常と変わらない友情

          夢は「彫刻」のように形作っていくもの

          全文はこちらから読めます。 この文章を読んでしまってから、私の思考はとまり、ぼんやりとした時間を過ごしていた。 私には明確な夢がなくて、文章中に語られている「ほとんどすべての人」に例外なく当てはまっている。 小学校高学年くらいの頃から、「夢」がない自分に焦燥感と劣等感をうっすら感じながら、ここまで生きてきた。 そんな自分の焦燥感がこの文章によって、くっきり形作られて目の前に現れてしまった。 自分が何をしたいのか分からないし、それを見つけるために行動するにも何をしたらいい

          夢は「彫刻」のように形作っていくもの

          帰省、そして微熱

          いとこに赤ちゃんが産まれたので、お正月ぶりに実家に帰った。 生後半年の赤ちゃんは可愛くて可愛くて食べちゃいたいくらいだった。 全然泣かなくて、いないいないばあするとケタケタ笑ってくれる。 存在自体が尊いだけじゃなく、顔もかっこよくて、うちのばあちゃんが「この子は将来女の子泣かせのイケメンになるね」と言っていて笑った。 いとこが中華の出前をとってくれて、みんなでテーブルを囲んで食べた。 唐揚げと海鮮オムレツと旨煮が美味しかった。 食後にケーキとシュークリームを食べた。

          帰省、そして微熱

          ふわふわ釜バターうどん|四国5日目①

          ↓4日目はこちら カプセルホテルで目覚め、垂直の階段を降りて洗面コーナーで軽く身支度。 ホテルをチェックアウトして10分ほど歩いてお目当ての「うどんバカ一代」に到着。 朝7時過ぎだったので、さすがに外に列はできていなかったけれどお店の中はお客さんで埋まっていた。 釜バターうどんがめちゃくちゃ有名なお店。 「釜バター小1つで。」 私の注文を受けて、店員さんが厨房に向かって「釜小!」と叫んだので、ちゃんとバターがつくかしらと少し不安になりながら出来上がりを待つ。 出て

          ふわふわ釜バターうどん|四国5日目①

          好きなパン屋さんの話

          通勤で使う駅の、駅前のパン屋さんがお気に入りになった。 最初に食べたのはオールドファッション。 1個100円の安さに惹かれて、「コンビニで買うより良いじゃん」という軽い気持ちで買って食べた。 チョコやソースがかかっていないシンプルな素オールドファッション。 クッキーみたいなさくさく食感で、食べいていて楽しい。 もちろん味も美味しい。 次に食べたのはシナモンドーナツ。 私はドーナツが好きなのである。 ラム酒で漬け込んだレーズンやフルーツがごろごろ入っている。 こちらの

          好きなパン屋さんの話