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シナリオセンター本科課題「盗む」の脚本「光り輝くのは誰か」の読み直し

よ🎬

読む


いつになくtypoやト書きズレがありますが。。

2ページは
筑前山「凄い伸びっぷりだ。このペースじゃムビヶ丘高校も僕と放っとかないはずだ」
ではなく
筑前山「凄い伸びっぷりだ。このペースじゃムビヶ丘高校も僕を放っとかないはずだ」
です!

講師の評価はこんな感じ

そういえばここ、ずっと「添削」言ってきましたけど、先生のやつって「評価」ですよね。実際に直されるわけではないので添削とはまた違う気が・・・。いやけどもたまに赤ペンで直されてるときもあるので添削でいいのかな。なんでもよし。

※課題を描くたびに筆力を発揮して作者ならではのセリフはおもしろいです。小城ドラマが世に出ることを期待しています。
・映画祭に力を入れる学校の場所の設定がおもしろい。ポーチューブを見て才能ある人材を推薦券を与える学校の登場も面白い。
・高校生二人が面白い映画を作る火花(対立)を見せる描き方新鮮。
・黒崎の脚本を盗んで映画を作った筑前山ですが、盗まざるをえなかった事情やその時の罪悪感や葛藤を描いてほしい(課題の狙いですので)それで優勝して捨て台詞を言う主人公の本当の胸の内が分からない。盗んでまでも優勝したい訳がありますか?

読んでみて

設定が新鮮だったりということで褒められてはいますが、これは残念ながら課題に沿ったものにはならなかったですねぇ。先生の書いてるように主人公の胸の内が分からない。なぜ盗んだのか、なぜ盗むのかということがこの10ページで全く書かれていませんね。あとは、ト書きがちゃんと揃ってなかったりと急いで書いたのが丸見えですやんこれ。もう当時はほんと毎月4本書くの必死でした。。。

「こういう学校があったらいいなぁ」のそのふわふわっとした妄想から一気に書き上げたことだけはとても良く覚えていて、書いている最中に「ムビヶ丘高校」とか「クエンティン組」とかそんなことを思いついていましたね。黒崎大二郎は「黒澤明」から名字を取ったのは分かるんですが、筑前山光って誰だよ。恐らくですが「ちくぜんやま」の響きが楽しくてそういう名前にした気がします。僕のことだし。

この作品は実写原作でやるというよりは、アニメ/漫画であると良いだろうなといった印象。

2ページの大二郎がイスから転げ落ちているシーンは、デスノートのLが転げ落ちるシーンを持ってきました。あんな感じで黒崎は筑前山の作品に衝撃を受けるんです。

さて、本科の課題はこれにて終了!20全部読み直しました!

これまでの課題もお時間ある際によかったら読んでみてください
①ハンカチ:さっさと渡せ
②マッチ:マッチ売りの商人
③帽子:貧乏金無し彼女なし
④写真:アイ ビリーブ イン ユー
⑤鏡:俺たちゃ映画部
⑥時計:後藤進は少しずつ進む
⑦すすき:未確認なこといっぱい
⑧窓:傍観していただけなのに
⑨湖:ヤマテツと森さとし
⑩軽井沢:ユメノカルイザワ
⑪兄弟:反省をしろ
⑫親子:私は父が
⑬姑と嫁:話しちゃおう
⑭ヒモ:財布の使い方
⑮憎しみ:姫守りサークル部
⑯よろこび:赤の他人からスタート
⑰悲しみ:悲しみの果て
⑱おせっかい:前田ザ迷惑野郎
⑲旅:この据え膳どうしたものか
⑳盗む:光輝くのは誰か

noteを始めるにあたって脚本を読み返してみてしっかりと話を終わらせたい、撮影したいと思えるものもいくつかありました。昨年起きた悲しいことによって僕は脚本家生命を危うく経つところでしたが、文字を書くリハビリがてらnoteを始めたのはどうやらプラスに働いています。

こちらの「盗む」は最後の課題というのもあったので、先生からの手紙も入っていました。

頑張りたいなとそんな前向きな気持ちになりました。手紙って良いですね。エモくて素敵。

大好きマーク

これは大好きマークというよりは、こういう時ト書きに「入学式。」と書いてしまって良いということを学びました。

明日からのnoteは研修科の課題に入ります。先生は原田先生から松本先生になります。どちらも私の脚本家人生には欠かせない恩師でございます。

研修科は課題30ありますので、どうぞお付き合いくださいませ〜。

ではまた明日!

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