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日本で働く社会人はみんなハイスペック!?実は日本人は海外では即戦力要因です。

こんにちは、あきです。今回は日本で働く社会人は言葉の壁され超えられたら海外では即戦力になり得ます。というお話です。


日本で長い間働かれている方々や、これから就職する学生の皆さんにとって、海外で仕事をしたり生活することは夢の話だと思っているかもしれません。

確かに言語が違うので英語だったり、もしくはその国の言葉を習得する必要は出てきますが、雇って貰えさえすれば、正直言って日本より遥かに働きやすいです。


私はこれまでに日本で4年とオーストラリアで1年間、デザイナーとしての職歴があるのですが、この二つの職場を比較すると求められる技術や働きにすごい差がありました。
日本での労働はオーストラリアと比べると、もらえる給料に対して求められる仕事の質も仕事の量も遥かに高い水準でした。

そのおかげもあってか、日本の職場で4年かけて身についた技術や仕事に対する考え方はオーストラリアでは非常に高いスキルとして受け取って貰えたのです。

個人的には与えられた仕事をただ淡々とこなしているだけなのですが、面白いくらいに同僚や上司が

「仕事が早い」「質が高い」とことある度に絶賛してくれました。


このことから何が言いたいかと言うと、
英語の壁さえ越えることができれば、日本人の皆さんならオーストラリアでは非常に楽に働くことができるということです。

その理由は日本で働いた経験値はオーストラリアでは一つの武器とも呼べるくらいのスキルになるからです。


この記事を通して言いたいことは1つです。

社会人は今の職種で海外進出できるなら挑戦してみることをオススメします。

また現在学生の方はまず日本で1回は社会人になって経験値を蓄えましょう。それからオーストラリアや海外進出に挑戦して見てください。


本稿では日本での労働経験で得られるものを3つ挙げ、それについての考察をオーストラリアと日本での社会人経験のある私の主観を元に解説してきます。


1. 日本で当たり前とされる労働に対する考え



基本的にこの記事での比較対象は私自身が働いた経験のあるオーストラリアになりますが、オーストラリアでデザイナーをしていた際にイギリス人、オランダ人など、ヨーロッパ圏出身の同僚とも日本の労働について話をした際の彼らの意見も加味してお話ししていこうと思います。

まず雇用主から課される責務や業務の質ですが、オーストリア人は金銭に応じてその質を調整するのは当たり前という考えが強く根付いているそうです。

どういうことかというと課される業務に対して当人が安月給で働かされていると感じたら、あからさまに手を抜くそうです。
つまりもらえる値段に相応の対価だと思うだけの仕事しかしようとしないということです

しかし日本人はどうでしょう。
大抵の人はお金を貰っているからには与えられた仕事は徹底的にやりますよね。

これはもはや国民性というか日本人の真面目な性格の表れでもあると思うのですが、とにかく日本人はヨーロッパ圏の外国人やオーストラリア人と比べて黙々と業務をこなせる人が多いです。

• 真面目に向き合う
• 従順な姿勢
• 律儀な対応

この3点はよく日本人の素晴らしい点としてオーストラリア人は絶賛していました。

しかしどれも日本で労働をしているとほとんどの職場では当たり前のように刷り込まれる社訓や教訓でもあります。

これらは日本で働いていると当たり前のように求められる仕事に対する姿勢ですが、日本から外に出ると立派なスキルとして認めてもらえるのです。


2. 日本での労働経験で得られるもの


これから挙げることは日本にいると全員が当たり前のようにできていることなので普段は特別意識することもないと思います。

どれも言ってしまえば日本で働いていると自然に身についている力です。
しかし、これが当たり前にできることが日本人の強みであると私は思います。

そのスキルとは以下の3つです。

• 優れた適応力
• 高い責任意識
• 敬いの気遣い


一つずつ順番に見ていきます。



 1. 優れた適応力


日本の会社は会社ごとに社訓やルールがあり、そのルールに則って立ち回りを変えていく必要があると私は度々思っていました。
なので私はメルボルンで配属になった事務所ではなるべく早く職場に適応するために最初のうちはなるべく周りをよく観察して、自然に馴染めるように努力をしていました。

しかし私と同期のイギリス人とオーストラリア人は全く持ってそれができていませんでした。

むしろなぜ私はそんなに適応するのが早いのかと質問をされたのです。
私の中では当たり前のことだと思っていたのですが、環境に早く馴染むように適応する能力も日本人は特別高いと思われているらしいです。


 2. 高い責任意識


社会人になると自分の仕事や業務に責任というものが課されます。
例えば与えられた仕事を納期までにしっかり終わらすことは日本の社会では当たり前です。もし納期が遅れると会社で予定されているスケジュール全体が狂ってしまい、損失が出ます。

その責任を一人の社員が全て負うということはほぼないと思いますが、それでもそのような自体は招いてはいけないと思っているはずです。

しかし、オーストラリアではそう言った納期に課される責任も、日本で感じたモノより随分ゆるいです。
私は事務所に在籍中は与えられたノルマは全て期日までに終わらしていましたが、同僚や他の社員は割と納期を守ってなかったりしました。

それもよしとして会社が回っているのも少し衝撃的でしたが、これも日本が特別責任の意識が高いんだな。と腑に落ちました。


 3. 敬いの気遣い


日本人には、「おもてなしのこころ。」のような気遣いがあります。

上司やお世話になっている人にはもちろん、あまり面識のないひとにはなるべく気を悪くさせないように様々な場面で相手に気を使って接します。

こういった気遣いを普段から日本人の皆さんは自然にしていると思いますが、これも日本人特有のモノです。

私はこの気遣いをおそらくオーストラリアでもほぼ無意識にやっていたと思うのですが、新しいクライアントと会った時や上司と接する際の対応がとても良いとよく褒められました。



おわりに

いかがだったでしょうか?


日本では仕事の一環として当たり前に行なっていることもオーストラリアでは絶賛されたりします。


英語が現在できない人は海外で働くイメージが沸かないかもしれませんが、

1年から2年くらいの期間を真面目に努力すれば、今のキャリアを海外でも活かすことは十分に可能です。

今回はオーストラリアとの比較でしたが、英語ができれば働ける場所の選択肢は大きく広がります。


英語の壁さえ越えることができれば、日本人の皆さんならその日本で社会人経験を大いに活しながら働くことができます。

• 優れた適応力
• 高い責任意識
• 敬いの気遣い


これらのスキルはオーストラリアでは一つの武器とも呼べるくらいに強い長所になります。


ですので、社会人は今の職種で海外進出できるならぜひとも挑戦してください。


現在学生の方はまず日本で1回は社会人になって経験値を蓄えましょう。それからオーストラリアや海外進出に挑戦して見てください。


英語の習得は簡単なことではないですが、数年の努力が今後の将来を大きく変えてくれる可能性が十分にあります。

挑戦することに時期は関係ありません、あなたが強い意思さえ持てれば、あとは小さく行動を始めてみることです。

動き出しさえすれば、徐々に目標には近づいて行きます。


今回の記事は日本人の特異性は海外では武器になるという内容でした。
オーストラリアの職場の体験談と海外と日本との働き方の違いの記事を下記にリンクしておきます。
それぞれ3000字程度の内容ですので、5分ほどで読めます。
よろしければ合わせてお読みください。


では また別の記事で

オーストラリアでの仕事体験

日本との働き方の違い


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