どうする?全面安相場にあなたはどう対応する?
こんにちは、堀北晃生です。
一年に2回か3回は日経平均株価に1,000円近く大幅下落相場があります。
あとになってから「__ショック」などの名前がつけられますが、原因はさまざまです。
また何が原因かは実はあまり関係なく、ただ単純に加熱しすぎた相場に、恐怖の感情が集まり下落に転じています。
ここで大切なことは、自分の投資スタンスをどうするかということです。
こういったことを普段からイメージしていないと最悪の時にパニック状態になります。
一言に投資と言ってもいろんな目的があります。
1,短期売買:短期で利益を出したい
2,長期投資:長期的に資産を増やしたい
こういった目的別の投資戦略を作る場合、短期で信用買い戦略を行っているのなら、大幅下落相場はいち早く撤退すべきです。
たとえ含み損があって切り返そうと思っても早めに損切りをすることが正しい戦略です。
損切りのタイミングが遅れて、売るに売れずに長期含み損になってしまうのだけは避けたいですね。
次に、長期投資の場合は戦略が変わります。
インデックスファンドのように定期積立をされている場合は、これを解約することは絶対にしてはいけません。
たとえ下がったとしてもホールドすることです。
ドルコスト平均法とは毎月同じ金額を購入していくことですが、このように下落した時にこそ安く多くの株数を取得できます。
つまり、下落相場もチャンスなのです。
またどんなに下落相場があったとしても、必ず相場が切り返します。
そのタイミングに追加買いすることで、長期的な含み益を手にすることができます。
プロの投資家はこういった大幅下落を待っています。
まるでバーゲンセールのように。
企業価値は変わらないのに、相場全体につられて株価が下がることがあります。
一時的な売りが出たとしても、実態の本質的な価値が変わらないのであれば、スタンスとしては買いです。
こういった形で、もし下落相場になった場合に、どう対処するかを自分なりの考えがあると、資産拡大のスピードが加速します。
長期的に資産を増やしたいのなら、このような下落相場とどう付き合うかを決める必要があります。
下落相場を恐れるのではなく、向き合うことです。
さあ、あなたならどのようなルールをつくりますか?
ぜひ紙とペンを持って書き出してみましょう。
追伸:
下落相場をネガティブに表現する人もいますが、実は捉え方次第ではチャンスです。
あとは行動のみですね。
投資コンサルタント堀北晃生(ほりきたあきお)。群集心理学と金融工学を組み合わせた独自の投資メソッド「堀北式株価デトックス理論」の考案者。作家、コミュニティ、通信講座を通じて次世代の投資家を増やして社会貢献を目指す活動を行っています。