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飫肥城下町の旧武家屋敷お宿・おびむらさきにお泊まり

漸く涼しくなってきた10月末。
2日間の休日を利用して、宮崎県日南市の飫肥城下町に泊まる事に。
飫肥は近年、旧武家屋敷の建物を利用したお宿が続々とオープンしているんですが、ラグジュアリーなものばかりで庶民が1人で宿泊するには少々敷居が高い。
私が求めているのは、田舎のおばあちゃん家に泊まりに来たようなリラックス感が味わえるお宿・・・畳にお布団を敷いてゴロゴロ出来るようなお宿はないのかと調べていて、ヒットしたのが今回のおびむらさきさんです。

公式HPによれば、こちらは飫肥藩重臣・荒武五郎衛門氏の邸宅跡地に経つお宿との事。
お宿は一棟貸し切りで、指定の場所に置いてある鍵を受け取ったらチェックインという無人システムなので、お話は一切聞けておらず築年数などが全く分からないという・・・
ただ武家屋敷をリノベーションしたお宿とも書かれているので、古民家には変わりないだろう畳にお布団敷けるなら細かい事は気にしねぇ!という軽いノリでやって参った次第であります←

到着したのは16時過ぎでしたが、近くのスーパーで買ったお惣菜や甘味を冷蔵庫に入れて各部屋を散策していたら、すっかり日が暮れてしまいました。
しかし夜のお庭と縁側の風景も美しいので、明かりを灯して撮影。

玄関から続く廊下には、味わいある竿縁天井。
玄関から見て右側には押入れ、お手洗い、脱衣所&浴室と続きます。
写真はありませんが水洗式お手洗いに足を伸ばせる広い浴槽とどちらも綺麗なので、古民家に泊まりたいけど水回りは現代的なものがいい!という私のような我儘っ子も安心して宿泊できます。
(田舎出身なので五右衛門風呂などには慣れっこな民)

もう一つの水回りのキッチンもこの通り。
食器・調理器具・調味料も完備しているので、近くのスーパーで買い出しして料理するのも良し。
私は心配性故、キッチン汚すの嫌だなぁ食器割ったらどうしよ・・・という事で前述した通りお惣菜などを買ってきました。

洗濯機もあるダイニングキッチン。
そしてこの立派なダイニングテーブル!

見事な装飾・・・螺鈿細工も美しい。

ダイニングキッチンのお隣は6畳和室。

8畳和室には床の間も。
ウッドチップのアロマで室内には良い香りが漂い、私の大好物である組子細工に気分が高まる。

極め付きはお庭からも見えたこちらの縁側。
モダンな椅子と火鉢が何ともフォトジェニック。

一頻り建物を堪能して夜の飫肥城下町も散策した後にお惣菜と甘味を食し、ゆっくり湯船に浸かったら眠くなってきたので8畳和室のど真ん中にお布団を敷いてこの日は早々に就寝。


そして翌朝。
起床して直ぐ目に入った風景がこちら・・・何とも幸せな目覚め。

直ぐにカメラを取り出し、撮影開始。
起床して直ぐに組子細工を堪能・・・美しや。

素敵な箪笥越しに望むお庭。
火鉢には鉄瓶が入っていました。
鉄瓶で淹れるお茶、飲んでみたい。

幾分まったりし過ぎて撮影後はドタバタと準備をしてチェックアウトしましたが、冒頭で語った通り田舎のおばあちゃん家に泊まりにきたようなどこか懐かしさもありつつ、終始リラックスモードで有意義な一時を過ごす事が出来ました。
また飫肥に出向く機会があれば、利用したいと思います。


最後まで読んで頂き、有難うございます。


【撮影機材】
Canon EOS 6D
Canon EF17-40mm F4L USM

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