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街歩き - 武蔵小山~林試の森公園

秋深くなってきたが、少し歩けば、気温や風向きの様子、鳥のさえずりや草花の動向などが手に取るように感じられる。

今日は、本当に久しぶりに東急線武蔵小山駅で下車した。

一体、何年ぶりだろうか?

街は、駅を含めて新しい建物と昔からの古い建物が混在しているような景観である。

一緒に来た友人が、予約してくれていた駅からほど近い、日本蕎麦屋で昼食をとったが、とても幸せ感を感じさせてくれる美味しい天ぷらとソバを食することができ、次回は、この店の食事だけを目的に、この街を再訪したいと思わせるような味であった。

そして、そこから10分ほど歩いて、今日の目的地「林試の森公園」に到着した。

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この公園は、平成元年(1989)に、森林の研究機関「林業試験場」跡地に開園した都立公園とのことで、東西に700m、南北に250m、品川区と目黒区をまたぐ細長い公園である。

公園内には、絶滅危惧種のハナガガシをはじめとして他の公園ではなかなか見られない国内外産の樹木が配植され、巨木や珍しい樹木等の観察が楽しめた。

また、デイキャンプ場やジャブジャブ池、出会いの広場、サービスセンター等もあり、休日には、親子連れやカップルなど多くの人々で賑わい、春と秋開催の「林試の森フェスタ」では、コンサートやフリーマーケットなどが行われ、2万人以上が来場するようである。

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この他にも、野外体験教室、樹木観察会、音楽会など年間を通じて数多くのイベントも実施されているとのこと。

園内を周るのに、概ね一時間程度。

樹木の間から注がれる太陽の光を浴びて、心と身体を安定させ、幸せを感じやすくする働きを持つといわれるセロトニンをたくさんもらい、とても落ち着いた心地よい気持ちになれることができた時間であった。

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林試の森公園を後にしてから、武蔵小山を代表する全長800mほどの超長い商店街「パルム」を歩いてみた。

約250の店舗が軒を連ねているそうである。

昔から、武蔵小山といえば商店街の街というイメージがあり、その長さと商店の多さで東京屈指のアーケード街として知られている。

休日は勿論、平日でも賑わいがあり、歩くだけでも楽しいかと思う。

お出かけには、良い季節がやってきたものの、新型コロナウイルス禍で遠出は、難しいが、半日だけの散歩なら気軽に行ける。

人混みとは無縁のシンプルで自由な散歩旅を楽しんでみるのも、気分の転換とストレスの解消になるのではなかろうか。

気持ちよく歩いているうちに、帰宅すれば心地よい疲労感のお陰でぐっすりと眠れ、爽やかな目覚めも経験でき、食欲も増してくる。

歩くことによって、体の営みの歯車が好回転したり、自然との触れ合いにより、心の安らぎも増す等、街歩きは、我々の健康と幸せな生活の源のように思えたりするのだが。

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