秋助

文芸サークル『感傷リップループ』主宰。140字小説、エッセイ、短歌、現代詩、脚本などを…

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文芸サークル『感傷リップループ』主宰。140字小説、エッセイ、短歌、現代詩、脚本などを投稿します。倫理のバグとか、間違った死生観とか。そういう「正しい人達」に配慮しない言葉を綴ります。言葉のお仕事ください→profile.coconala.com/users/1646652

マガジン

  • 【140字小説】夜が灯る五分前

    140字小説の倉庫。ショートショートの庭。青春、ホラー、恋愛、ファンタジー、動物などジャンルごとに分かれているので、どうぞ、お好きな物語からお読みください。

  • 【54字の物語】月の枠組は夜

    54字で完結する小さな小さな物語。

  • 【雑記】無題.txt

    誰にも届かない言葉とか

  • 【記事】有料noteまとめ

    有料記事をまとめています。現在、ブラック企業を辞めた話、トゥレット症候群を患っている話、後輩が飛び降り自殺した話、メンヘラに人生を台無しにされた話が収録されています。

  • 【短歌】流転に向かって飛ぶ

    きっと言葉はどこにでも転がっているはず

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創作活動まとめ

創作活動をまとめたのでご確認してくださると幸いです。 【創作実績】 【お仕事依頼】 【小説】 ・エブリスタ ・ノベルアップ+ 【脚本】 【140字小説】 【短歌】 【現代詩】 【作品販売】 【有料記事】 この記事は有料ですが全編公開になっています。私の活動を応援してくださる方がいましたら投げ銭してくれると嬉しいです。また、サポートやスキのチェック。フォローをしてくださると喜びます。創作関係のお仕事も募集していますので、どうか、よろしくお願いします。

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    • 飲食140字小説まとめ④

      【No.-215 ゆめいっぱい】 「ちびまる子ちゃんの食卓を囲む場面って、いつも一人足りない気がする」日曜の夜にアニメを観ながら彼女が呟く。幼少の頃から側にあった光景だから、自分も家族になった気分なのだろう。幸せそうにご飯を食べる姿を見てお腹が減る。憂鬱な月曜日も笑うために。手を合わせて、いただきます。 【No.919 不正交業】 歯列矯正で控えていたガムを、終わってからも噛んでいないことに気付く。瓶に詰めたノミが蓋を外しても飛び出さないように、私も条件付けされてしまったの

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      • 音調140字小説まとめ④

        タイトルからツイッターで載せた作品に飛ぶことができます。 お気に入りの作品にいいね、RT、感想などしてもらえると幸いです。 【No.≠231 兎月】 小学生のとき、学校でウサギのラビ太を飼っていた。飼育委員だった僕は一生懸命お世話したのに、近所に住む高校生に小屋から逃がされてしまった。あれから何十年が経ったのだろう。ふいに、ウサギの鳴き声を聞いた気がして夜空を見上げると、月には安らかに眠るラビ太の模様が浮かんでいた。 【No.≠233 樹海守の鳴く】 人生に疲れて樹海を彷

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        • 140字小説 No.916‐920

          タイトルからツイッターで載せた作品に飛ぶことができます。 お気に入りの作品にいいね、RT、感想などしてもらえると幸いです。 【No.916 福音】 「くろいとこふんだらじごくにおちるからね」子どもと手を繋ぎながら横断歩道を渡っていく。小さい足で一生懸命にジャンプしていた。服の下に隠れた青痣を思い返す度に、本当の親の元に返すべきなのか逡巡する。「あ、くろをふんだからじごくー!」明滅する信号に進むか、戻るかは、まだ―― 【No.917 幸福論】 彼からもらった指輪を外す。左手

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        創作活動まとめ

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        • 【140字小説】夜が灯る五分前
          591本
        • 【54字の物語】月の枠組は夜
          18本
        • 【雑記】無題.txt
          66本
        • 【記事】有料noteまとめ
          6本
        • 【短歌】流転に向かって飛ぶ
          37本
        • 【演劇】ひかりのまち
          29本

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          音調140字小説まとめ

          音調140字小説まとめ① 音調140字小説まとめ② 音調140字小説まとめ③ 音調140字小説まとめ④

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          音調140字小説まとめ

          140字小説 No.-211‐215

          タイトルからツイッターで載せた作品に飛ぶことができます。 お気に入りの作品にいいね、RT、感想などしてもらえると幸いです。 【No.-211 食材の声】 私は食材の声を聞くことができた。初めこそ楽しかったけど、仲良くなった野菜達は調理するのが憚られるし、ご飯をよそえばお米達が「たった一粒の妹だったのに…」と涙を、いや、でんぷんを流すから食べにくい。プリンに愚痴をこぼしながら「僕でも食べて元気を出しなよ」のお言葉に甘える。 【No.-212 音泳ぐ】 「今日の天気は晴れのち

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          140字小説 No.-211‐215

          音調140字小説まとめ③

          タイトルからツイッターで載せた作品に飛ぶことができます。 お気に入りの作品にいいね、RT、感想などしてもらえると幸いです。 【No.-017 ベル】 水彩絵の具で手紙に絵を描く。小窓を開けて鈴を鳴らすと、青い鳥が飛び込んでくる。青い鳥は手紙を咥えてどこかへ羽ばたくと、やがて多くの感想や感情を持って帰ってきた。毎日、毎日、鈴を鳴らして絵手紙を誰かに送る。顔も、声も知らない人達に向けて。今、五十回目の鈴が辺りに鳴り響いた 【No.-027 流線形に象る】 十年前、海岸沿いに『

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          音調140字小説まとめ③

          音調140字小説まとめ②

          タイトルからツイッターで載せた作品に飛ぶことができます。 お気に入りの作品にいいね、RT、感想などしてもらえると幸いです。 【No.336 携帯電波】 知らない番号から電話がかかってきた。無視をしているとやがて「他の女に浮気しようとしてるでしょ。あなたが私の体を触ったり、撫でたり、指でこすったりする度に、私の体は熱くなるのよ」とメールが届く。どうして自分の連絡先を知っているのかこわくなり、早く機種変更しようと店に急いだ 【No.340 収束する光】 その夜、国の至る場所で

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          音調140字小説まとめ②

          音調140字小説まとめ①

          タイトルからツイッターで載せた作品に飛ぶことができます。 お気に入りの作品にいいね、RT、感想などしてもらえると幸いです。 【No.005 地球人ごっこ】 「ワーレーワーレーハーウーチュージーンーダー」と、扇風機に向けて彼女が呟く。良い歳して何やってんだとおかしくなる。「馬鹿なことやってないで行くぞ」。「うん」と、彼女が振り返りながら微笑む。透明感のある水色の皮膚と、顔の中心に一つだけある眼がとても可愛らしかった 【No.013 夜行観覧車】 夜に浮かぶ観覧車が綺麗で、私

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          音調140字小説まとめ①

          色彩140字小説まとめ

          色彩140字小説まとめ① 色彩140字小説まとめ② 色彩140字小説まとめ③

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          色彩140字小説まとめ

          色彩140字小説まとめ③

          タイトルからツイッターで載せた作品に飛ぶことができます。 お気に入りの作品にいいね、RT、感想などしてもらえると幸いです。 【No.≠020 花末路】 幼いころ、花売りの女性に出会った。私に種を授けて「二十歳までに花を咲かせるの。赤い花は幸福の終わり。青い花は不幸の始まり」と告げる。もしも、花が咲かなかったら? 私はなぜか種を捨てることができず、操られるように水を与え続けた。十九歳になった今でも、種は埋まったままだった 【No.≠022 花塞ぐ】 彼女が好きだった赤い花が

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          色彩140字小説まとめ③

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          タイトルからツイッターで載せた作品に飛ぶことができます。 お気に入りの作品にいいね、RT、感想などしてもらえると幸いです。 【No.328 アローンアゲイン】 僕が子どものころ、屋上遊園地で着ぐるみから風船をもらったことがある。当時はそんなに多く風船を持っていて飛ばされないかと本気で不安になった。親になった今、久しぶりに屋上遊園地に訪れる。ふと、風船が手から離れた。空の彼方に消えていく赤い風船が、亡くなった子どもの魂と重なった 【No.330 色の洪水】 入院している同級

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          色彩140字小説まとめ②

          色彩140字小説まとめ①

          タイトルからツイッターで載せた作品に飛ぶことができます。 お気に入りの作品にいいね、RT、感想などしてもらえると幸いです。 【No.002 アカシアの花】 この公園がまだ草原だった頃、私は男の子と約束した事がある。「十年後もここで一緒に遊ぼう」と。アカシアの花で作った冠を交換し、指切りの代わりとした。その約束が果たされる事はなかったけれど、私はここに来る度に思い出す。記憶の中の草原は、今でも鮮明に緑色の光を放っていた 【No.005 地球人ごっこ】 「ワーレーワーレーハー

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          140字小説 No.911‐915

          タイトルからツイッターで載せた作品に飛ぶことができます。 お気に入りの作品にいいね、RT、感想などしてもらえると幸いです。 【No.911 スノーホワイト】 「透明人間の吐く息は透明なのかな」映画館の帰り道、彼女が真剣に話していたのを思い出す。凍結路のスリップ事故で亡くなった彼女を誰も覚えていない。雪のように白い肌も、寒さに揺れる瞳も、今では透明になってしまった。あの夜、僕が彼女を誘わなければ。後悔が積もる。未練が溶けない。 【No.912 独特孤読】 寂しさを抱えた人達

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          感傷140字小説まとめ⑪

          タイトルからツイッターで載せた作品に飛ぶことができます。 お気に入りの作品にいいね、RT、感想などしてもらえると幸いです。 【No.≠238 ニーア】 雨風を凌げる場所もなく、寒さで震える私をあなたは保護してくれました。ご飯を与えて、何度も頭を撫でてくれます。初めてのぬくもりは愛しいですが、その優しさを失うことが不安で遠い街に走り出しました。もう二度と会えないあなたに向けて、私は身勝手にも「にー、にー」と鳴き暮れます。 【No.≠239 不惜身命】 魔女に願って不死となっ

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          140字小説 No.≠236‐240

          タイトルからツイッターで載せた作品に飛ぶことができます。 お気に入りの作品にいいね、RT、感想などしてもらえると幸いです 【No.≠236 光の破片】 当たって砕けろの精神で挑んだ結果、私は見事に振られてしまう。傷心しながら浜辺を眺めていると海に三日月が映る。その様子が光の破片にも感じた。私と同じように、月も太陽に告白して砕けたのだろうか。彼を思い出しては涙が伝って、惑うような波形を生み出す。半分の月が瞳に映り込んだ。 【No.≠237 季節の変わる】 夏がもうすぐ終わる

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          140字小説 No.≠236‐240