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統合失調症のわたしの治療10年記録〜アドヒアランスと認知行動療法〜

高校一年で発症。今年で17年目に突入です。
イラストは健康な友だちと比べて苦しかった
20代前半の頃のわたしです。


2014年2月に現在の病院に転院し
もうすぐ10年が経ちます。

エビリファイ3mgを3錠と
ドグマチール細粒50%を0.1gで
7年ほど落ち着いていました。

日中の眠気がひどく
服薬がきちんとできなくなっていたので
先日の診察でドグマチール細粒50%が
7年ぶりに0.06gに減りました。

(落ち着いて生活できる量がベストですね〜)


わたしの場合は、マイナス思考に覆われ、
考えが極端に偏ってしまうことがあるのですが

10年前に始めた認知行動療法ノートのおかげで
沼ってもわたしは回復することができるんだと
ずいぶんと自分に自信がつきました。


先週、久しぶりにメンタルが窮地だったので
ノートに記し診察へ向かいましたが、

『秋田さんがこれ自分で書いたの?
全く何も付け加えることがないし、
よくできているね!』とのことでした。


今回は、
統合失調症(妄想型)のわたしの
10年間の治療体験の記録をまとめました。


10年と言うと膨大な量のノートを
書き記したように思われますが、
毎日毎日コツコツと書いてはいないので
治療用のノートは3冊。


しかも最後のページまで書き切らないで
次のノートへ記しています。

書ける時に書くということを、
つまり三日坊主を何度も
10年間続けてきたのです。

取り組むハードルを低くしつつ
考えの偏りに気づき、自分を受け止め、
他にも考えられそうな考え方を見つけ、
回復してきた過程を
書いてきたノートを中心にまとめました。


『認知行動療法やり方』で調べると
7個の項目で順をおってノートに書いていく
方法が多いですが

4個の項目で
わたしは書いて継続することができました。

いまは一回のノートでも、
ぐんと効果を感じます。

寝て起きて、次の日ノートに向かえば
すっきりとして気持ちを切り替え
日常生活を送ることができるようになりました。

個人の体験談を書き残すことは
少し身を削ることなので、
今回は有料にさせていただきます。

このnoteの最後につけたイラストは
ハガキサイズの用紙に印刷してお使いください。


・主体的に診察を受けるためにやったこと


治療方針に積極的に治療に関わって、
納得した上で主体的に治療服薬をすることを
アドヒアランスというそうです。

主体的に治療をする一歩として
わたしは診察前にノートを書いて
トータル6年ほど続けていました。

毎日を記録するのはハードルが高いので、
薬が安定するまでの間は頻度高めに、
主に調子が悪くなった時のことを
記録しました。

また、決められた診察時間の中で
質問したいことを忘れないようにしておくためでもあります。

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