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「赤い舌」(詩)

頭の中が痺れて
言葉の鮮明さがぼやける
手をさしこめば
無自覚に掻き回す

あなたが いい
あなたしか

その舌を切り落とし
火にくべてしまう
途端にあがる
湿気った火の色

赤い
赤い舌だった

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