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「勇ましいに平伏したくない」の解説のような

子供の頃、
頭を抑えつけられての謝罪の要求が嫌いでした。

とにかく謝ってくれたら丸く収まるから、と言うのが嫌いでした。

こちらが悪いのか審議をするでもなく、
力の強いものの言い分に擦り寄ることに嫌悪していました。

「少女」は大人の前。
だけど、もう女の子ほど勇猛さをもってはいないかもしれない。
諦めをうつくしさに変えた少女がたくさんいましたから。
長い髪かもしれない。
赤い唇かも知れない。
そんなものに引きはがされたものがあるのなら、
全てをかなぐり捨てて取り戻したいものがあった。
と、いう詩です。

そして少女の願う「つよさ」の「やわらかさ」を願って。


俯いていたのは少女だったから
たくさんの車の影
引いていかれる手
ふりほどきたくて
仕方がなかったの

女の子になりたかった
いつまでもそう

今だって

勇ましさに平伏したくはない
可愛い手の平で地球を撫でて
春を滴らせた夢を見ていたい

大きくてつよい手なんて
まっぴらよ

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