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「頷きは息をさせる」の解説のような

今月提出の詩学舎の詩のお題は「弱さ」。

私が出したお題ですが、
やばい、あんまりピンと来ていない、、、
と作るのを先延ばしにしていたのですが、
もうすぐだなぁ、、、
とやっと書き出したものです。
なので、お題はそのまま「弱さ」なのですが、
私の中で「弱さ」と直感で結び付いたことが
「許せないこと」でした。

許せないのは私が弱いからだ。
そんな感じで。

でも、どうしても、どうしても、許したら自分の底辺に罅が入るぞ、
というひとがいまして、
それをいつかは許さないといけないのか、
そうしないと私は弱いままなのか、
と考えていたのです。

でも、許さないことだってけっこうな労力を支払って維持していることです。
そのおかげで保てるもの、守れるものがあるのなら、
それでいいじゃないか。
そう思い始めています。
それを書きたくて書いた詩です。

許さないと決めたこと
それは弱さだと詰られるけれど
私はそれをそのままお腹にいれたい

許す自身でありたい見栄と
許せない理由の最たる私自身
それは同じ地平に立っている

どうか 許すことに倣わないで

太陽の光と出逢っても
乾くことのない湿地はあり
そこにはたしかに豊かな命の巡りがあること

私は
許さないで居続ける私を
何一つ欠けさせることなく 
許したい

「頷きは息をさせる」

許すことも、
許さないことも、
自分の心を許していいんじゃないかしら。
その決意の下では。

という詩です。

そして私は許さないことを選ぶ。

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