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秋のうるおい薬膳 : 梨と白きくらげのはちみつれもん

人間ってね、甘いもの必要なんです。
甘いものって癒やしだから。
かつて人間が野生だったころ、甘み=糖分って貴重でした。
天然の糖分ってハチミツくらいしかなかったから。

え?
果物も甘いじゃないかって?
それは誤解。
人間が品種改良して甘くしてきたんですよー。
ほら、昔のグレープフルーツって酸っぱくてそのままじゃ食べれなかったでしょ?
若いひとは知らないかもしれないけど、昔はハチミツとか砂糖をかけて食べてた。
グレープフルーツに限らず昔はもっと果物は酸味が強くて甘みも少なかったの。
だから、薬膳の分類もそのまま信じちゃダメ。
いまと昔って食べ物の力も味も少しずつ変わってきてるから。

あ、話を戻すと
甘みって糖分の味わいで、人間って脳がずば抜けて大きな動物なんですね。
しかも脳って1.5kgくらいで体重の2%くらいなのに、1日に食べるエネルギーの20%も使っちゃう。
しかも栄養として使えるのはブドウ糖だけ、だから糖分がくると脳ってすごく喜ぶ。
甘いものって脳が喜んで、ますます食べたくなる。
甘いものを食べた時に、

「あー、しあわせ♡」

って思うようにできてるんですね。
脳からしあわせで、癒やされてる神経伝達物質がぶわぁぁぁって出る。
だから、ほどよい甘みって大切なんです。
日々の疲れを癒やしてくれるから。


秋になると、空気が乾燥してくるでしょう?
そうすると心も乾燥しちゃいます。
漢方で秋は臓器の肺の季節なんだけど、心と体をつなぐはたらきがあって、肺が弱くなると、その働きも弱くなる。
肺の乾燥は、心の乾燥。
秋に物悲しくなるのも、そのせいだった利する。

心が乾燥すると、いいことないから、
甘みと潤いで心をうるおして癒やしてあげるスイーツを今回はご紹介。

<秋のうるおい薬膳 :  梨と白きくらげのはちみつれもん>

<材料 4人分>
梨      1個
白きくらげ  1枚
れもん    1/2個
はちみつ   大さじ3
水      4カップ

あればクコの実   少々

①白きくらげは水に20分ほどつけて戻す。左が水につける前で、左がつけたあと、けっこうふくれる。
もどした白きくらげを弱火でコトコト半透明になるくらい煮る。
15分くらいでもいいけど、1時間くらいコトコト煮ると植物性コラーゲンがたっぷり出たスープができるので、もしできたら水を足しながら長時間コトコトしてみて。

②梨は1口大にカットして

③白きくらげを煮たスープに梨を入れ、柔らかくなるまで煮る。
火を止めてハチミツとれもんを絞って入れてかき混ぜたら出来上がり。

※ハチミツの量は好みで調節してね。
※梨はシャキシャキ感を残しても美味しいので、ひと煮立ちさせて余熱で火を通すくらいでもOK。

④温かいままでも、冷たくしてもOK!
クコの実を散らせば、できあがり。


☆梨
うるおいをもたらしてくれる。晩夏〜初秋の暑さの邪を取り除く効果も

☆白きくらげ
植物性コラーゲンたっぷりで、美容効果バツグン!

☆れもん
柑橘系の爽やかな香りがストレスを和らげる。
甘み+酸味=血を作る効果をもたらす

☆はちみつ
天然の甘味。体と心を癒す効果たっぷり。
特に、秋に弱る肺と大腸に直接はたらきかける効果を持つ

☆クコの実
アンチエイジング効果

晩夏〜初秋にかけて、暑さx乾燥でダメージを受ける心と体に効かせる組み合わせ。
甘味x酸味=血を作る
という公式が薬膳にはあって、そういった意味で血流を増やす美肌効果も。
もちろん、白きくらげの植物性コラーゲンでもお肌プルプル。

心も体もうるおいぷるぷるになってください。^^


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