「いま、〇〇さんと付き合ってます」
びっくりした。
その二人は、自分の仲の良い人同士だったから。
「え？？？」って先ず思った。
そのあと嫌悪なのか、苛立ちなのか、憎悪なのか
どろどろとした感情が湧いて出てきた。
素直に祝福できてない自分にびっくりした。
二人の事は好きなのに、こんな感情を持った自分が醜く感じる。

さらに、家がド近所だ。最悪だ。
いつもの自分なら「おめでとう。やったね、いつでも遊べるね！」って言ってたと思うし
めちゃくちゃ喜んでたと思う。
でも聞いた当日•翌日は特にその家の前を通る度に（私の通勤路の途中にあるのだ）
憎悪がまた膨れてきて朝から気分が悪かった。

相手のことが気になってたなら、むしろ逆に悲しみに暮れてたと思うし、
「そっか〜こういう人に惹かれるのか」って
悲しくなりたくないから冷静に受け止めてたと思う。

めちゃくちゃ勝手な事だとは分かってる。
でも、受け入れられてない自分がいる。
でも何となく、原因は分かっている。自分整理のために以下に書く。

私は友達が好きだ。（みんなそうだと思うけど）
同性だろうが異性だろうが、もう、フラットに
フラットに接してる。
そこに男女の匂いがしてきたものなら今回のように憎悪でぐちゃぐちゃになってしまう。
「ここは！友達同士は！！フラットなものだろう！！！
なんて、汚らしいんだ！秩序を汚すな！追放だ！」
って気分になる。

でも、調べてみたら友達同士から恋人になる事って普通にある事なんだね。
私は「友達」は「友達」と思ってたから
その枠を超えた二人に、自分の普通を取り入れちゃって
今回の憎悪は生まれたんだと思った。

「今までだって周りにそういう人居たんじゃないの？」って思うよね。
居た。学生の時はみんなそうやって付き合うよね。
でもその時は全く、全く何も感じなくて
多分それは自分にとってどうでもいい人たちの間で起こってたからだろう。

でも、高校の時仲良かった友達が
“実は同じクラスの人と付き合ってた。”って話を聞いた時、それにも今回みたいな気持ち悪さというか
憎悪を感じたの覚えてる。
それはどちらかと言うと、自分と同じ人種だと思ってた子が
いつの間にか、知らないところで未知の、
男女っていう別の道を違う時間を過ごしてて
それが悔しかったんだと思う。


今回話してる二人は後輩にあたるんだけど
近所に越すこと嫌がるだろうなって思ってくれていたみたいで
はぁ〜本当にこの人たちは立派だな、敵わないなと思ったし
私には報告しなきゃと（近所だからだと思うけど）二人で話していたみたいで
はぁ〜、こんな気持ちが湧いていて申し訳ない。
二人はいつも真摯だ。
すごく見習う。
だから今回は私が大人にならなきゃいけないんだ。
次会った時には、謝らなきゃな。

近しい仲なのに、「好きだ」って感情を出すことはすごいと思う。
だから人は探りを入れるのか。
そういうのにエネルギー使うのが嫌で
出会い系で人と付き合ってるんだった。

わたしは私。ひとは人。