見出し画像


わたしの周りの女子は『Dr.STONE』を推さない。

なんでだろー?
こんなにおもしろいのに。


コツコツ地道になんやかんやってのが
観ていて楽しいのは、
わたしが研究者気質だからかしらね。


人工物でしかないと思っていたものが
実は、元々自然さまの性質を利用して
出来上がり発展してきたのだと分かると

もう、その変遷だけでもおもしろいです。


「へぇーーーーー!」
「えっ、そうなの?!」
「マジか。やべー」
の連続です。


やってることはちょーぜつ地道ドイヒー作業。
ゲンの言うとおり、たしかにだわねwww


だけどさ、そうやって積み重ねた上に
凄まじい恩恵があるってことを知って
感謝以外にすることなくなるわけで。


で、わたしはやっぱりどうしても
ヒトに注目してしまうんだけれど。


科学を駆使していくそのプロセスに
人の繋がりとか関わり方が生まれていて

人間ひとりで生きてるわけじゃないってことや
ひとりじゃないからこそだよねってこととか

どうしたって思わざるを得なくて。


何かを解明したり作り上げようとするとき
その都度、その役割に合った個々の才能がある。


どんな才能をどう活かすか、があって
プロセスは流れていってるわけなんですね。

その選び取り方が、千空はちょー巧いって話。


こいつはこれが得意だから
この部分に最適な人材だ。

その見極めが的確にできるんだろうなぁ。


これを完成するにはこういう素材が要る。
そういう作業の繰り返しが習慣だから
人のこともそうやって見るのかもしれない。


物事ってのは人間ひとりじゃ成り立たなくて
どうしたって複数人が必要で。

だからこそ、
適材適所に個々のチカラを活かすのが
最も合理的っていうことですね、きっと。


  なんも取り柄がない奴だって
  いつか何かの役に立つ。
  色んな奴がいる=強さなんだよ。


この千空のセリフはマジ名言。
最高のリーダーでしょ。


人の才能は活かしてナンボ。

様々な才能たちが集まって未来を創ってゆく、
この作品はそういうストーリーでもあると思うから


それぞれの才能を活かし合って共存する
そんな世界に生きるなら
根本的にまるっとみんな幸せだよね。

そう思って、観るたびに胸が熱くなります。


腕っぷしが強いかどうか、とか
戦うことに長けているかどうか、とか

肉体的な強さが基準の世界だと
どうしたって摩擦や軋轢ありきだから
生存競争になっちゃって、

どう考えても

生きとし生ける者すべて幸せ
っていうことには…なりにくいですね。


それは苦しいわ。


科学王国を選ぶなぁ、わたしなら。

絶対楽しいし。
おもしろくなってゆくのが分かるもんね。

この記事が参加している募集

アニメ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?