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選ぶことは捨てることでもあると思った話

先日、東京国際フォーラムで行われた「LA LA LAND - ラ・ラ・ランド シネマ・コンサート2024」を観に行ってきました。

「シネマ・コンサート」とは、スクリーンで映画上映をしながら、劇中の楽曲をステージ上のオーケストラが演奏するコンサートです。

「シネコン」という形式は人生で初めて、さらに「LA LA LAND」は大好きな映画であったため、わくわくしながら会場へ足を運んだのでした。

幕が上がって最初の感想は、「目も、耳も、頭も忙しい」でした。

映画も見たい、字幕も読みたい、オーケストラの演奏も見たい、セリフを聴きたい、演奏も聴きたい・・・目と耳が足りない、情報を処理する脳みそも足りない、これが「考えるな、感じろ」ってことなのか?芸術とはそういうものなのか?ああ、このシーン好きだ、どこからかギターの音が聞こえるけど、どこにいるんだ?ミアとセブのこの歌唱シーン染みるなあ・・・。

浮かんで消える思い、その流れるスピードの速いこと。映画も、音楽も、全身で浸れるいい時間でした。

「LA LA LAND」は2017年の日本での公開時に映画館で観てから、折に触れて何度も観ている大好きな作品でした。

何度も観る中で、心に響くシーンが毎度異なるのも、私が面白いと思うポイントなのです。

今回最も心に響いたのは、ふたりの関係に暗雲が漂い始めたあたり。忙しいツアーの合間を縫ってセブがミアに会いに来るも、お互いの大事にするモノの違いからすれ違ってしまうのです。

夢を実現するためには、現実の何かを諦めないといけないのか?シネコンを鑑賞し終わってからも、ぐるぐる考えました。

最終的に「何かを得ることは、同時に何かを捨てることでもある」というのが私の結論です。

ただし、得たものを価値あるものにできるか、選んだ道を正解にできるかは、選んだ本人次第。

また今回も、この映画に励まされたなあ。と思った週末でした。

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