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その①からの続き


あなたのアラーム、ファンファン鳴り過ぎていませんか?
 
なぜこのアラーム=防衛本能が誤作動を起こすのでしょうか?

人類の歴史は、自然災害、飢餓、感染症、殺し合いといった、
生死に関わるエクストリームな恐怖に晒される歴史でした。
現代のようにそう簡単には死なない安全な環境になったのは、
人類数10万年の歴史の中で、ほんの最近の話で
長い歴史からみるとむしろレアな状態なのです。
生き抜くためには脅威から身を守ることが優先されます。
そのため、常にポジティブな情報より、ネガティブな情報や不安要素に強く反応してしまうのは当然なのです。
人類はDNA的に過剰に防衛本能が働きやすいのです。
あなたが怖がりなのはあなたが弱いからではありません
 
扁桃体のアラームは生命維持にとって大切な機能です。
この「野生のカン」が働くからこそ、考える前に目の前の危険をいち早く察知して逃げたり、攻撃する相手と闘う体勢をとったりすることができます。

でも、現代社会の状況にそぐわず、この脳内アラームが始終作動していると、大脳の前頭前野が担当しているクリエイティブで合理的判断が働きにくくなってしまい、行動にブロックがかかってしまいます。

ポイント

  • 恐怖は、命を守る防衛本能由来であるため、強力でコントロールが難しい

  • 過剰な防衛本能(扁桃体過活性)が、過剰な恐怖を発生させる

  • 人類はDNA的に防衛本能が過剰になりやすい

次回扁桃体の過活性を静める方法について書きたいと思います。

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