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茶の一枚

茶といえば・・・私はお茶!

うん、「お茶」もいろいろあるよね。緑茶、抹茶、ほうじ茶、紅茶・・・そう思いながら、今日は緑茶を一口飲む。あー、うまい。

緑茶といえば、おばあちゃんを思い出す。
自分で緑茶を入れても、なかなかあの濃さ、あの味わいには敵わない。
おばあちゃんは漬け物を漬けるのが得意だった。緑茶と一緒に、お菓子も出てきていたが、必ず漬け物も出てきていた。漬け物は、自分の両親のために出されたものだったのだろうが、一番食べていたのは、私である。大根の漬け物を一口、口に含んで、緑茶を飲むと、一瞬でおばあちゃんの温かさに包まれていたなぁ。

抹茶は、学生時代の友人に茶道部在籍者が多く、一度、その友人宅で茶道するからおいでよと招かれて、行ったことがある。当時5人集まった友人のうち、3人が茶道部、2人は茶道の「さ」の字も語れない、そんな集まりだった。道具はもちろん、茶菓子もきちんと準備されており、
「本格的やん。あんまり長い時間、正座とかできんけど大丈夫??」
「大丈夫、大丈夫!言うとおりにしてくれたら、いいけん」
と、言われるがまま、されるがまま、結局、茶道部員が大盛り上がりで、昼からスタートした茶道は夕方、日が暮れるまで続いた。
抹茶好きなんやけど、ちょっと疲れたかな・・・。

ほうじ茶。そうそう、ほうじ茶アイスね。修学旅行で、クラス行動の時間がない中、うちのクラスは京都市内を離れて、宇治の平等院へ。そう、あの10円玉に描かれている世界遺産だ。他のクラスは太秦映画村や嵐山に行っていたが、なぜかうちのクラスだけ、平等院一択で京都を南へと下ったのだ。到着したのは受付終了ギリギリで、駆け足で拝観したのだが、それでも平等院をこの目で見ることができた感動は今でも忘れらない。
そして、バスに乗る直前に、お土産屋でおみやげを買うのだが、ここも駆け足で、周りがほうじ茶やほうじ茶を使ったお菓子を買う中、一人ほうじ茶アイスを買って、宇治川を眺めながら、急ぎめで味わったけど、これがその後ほうじ茶にハマるきっかけになったなぁ。

紅茶って、ここ数年で「和紅茶」ブームがきている。わが家と和紅茶との出会いは、数年前のお中元探しにさかのぼる。
その頃、お歳暮は決まったお店の緑茶、お中元は九州のモノを探して贈っていた。そのお中元をネットで探していた時に出会ったのが、和紅茶だ。どうやら佐賀に和紅茶マイスターがいるらしい。旦那と車を佐賀へ走らせて、和紅茶に、マイスターに会いに行った。佐賀といえば、嬉野茶が有名だが、それが紅茶に!?実際にマイスターから話を聞いたら、和紅茶は歴史もあり、全国のお茶の産地で作られていることを知って、和紅茶は奥が深いぞと思いながら、和紅茶を一口。あくまで私の感想だが、渋みが少なく、スッキリ飲める、羊羹にもよく合っていて美味しい。
そこからしばらくはわが家は、和紅茶をお中元で贈っていた。

撮った!

ほんと「お茶」もいろいろあって、いろんな土地のいろんなお茶を飲みたいと思っており、隙あらば、お茶の産地へ車を走らせることもある。
そんな中、ずっと気になっていて、一度行ってみたいと思っていたのが、『八女中央大茶園』の展望所。福岡は県内各地でお茶が生産されているが、全国的に有名なのは八女茶。八女市内を通るたびに、『八女中央大茶園』の看板を目にしていて、大茶園ってどれくらい大きいのだろうと思っていたのだが、先日やっと立ち寄る機会ができた。

ふもとのお茶屋さんで八女茶をゲットして、お店の人に展望所への道を聞き、車を展望所へと走らせる。天気は曇り。雨が降らなきゃいいさ。山道をぐんぐんというか、分かれ道でスピードを落とし、出てくる看板の矢印の方向を確認しながら、ハンドルを切る。やがて、茶畑の中から展望所が見えてきた。

展望所は、閑散としていた。目の前一面に茶畑が広がっているのだが、曇っているし、風は冷たいし、遠くは霞んでいるし・・・ま、いっか。念願の展望所にたどり着いたということで、さっき買ったお茶を出して、ぱちり。ん?ぼやけるなぁ・・・もう一枚、もう一枚。ぱしゃぱしゃやっていると、展望所にやってきた一組のカップルに怪しい目で見られた・・・また来よう。今度はできれば天気のいい日に。

まだまだ、美味しいお茶ば飲みたかとよ。


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