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外国語との接点② ハンガリー語

中学生の頃、引きこもって将棋ばかりしていた。あまりにやりすぎて嫌気が差し、チェス、バックギャモン、シャンチー、チェッカー、中将棋など他の世界の伝統的なボードゲームにも興味を持ち始めた。しかし将棋と違って一緒に遊べる仲間はおらず、インターネット上で得られる情報も限られていた。

そんなある日、今はもう閉鎖されて久しい近代将棋道場でKさんと知り合った。彼もまたボードゲーム好きの引きこもりだったが、勉強熱心で博識であることだけが私と異なっていた。さらにNHK語学講座で勉強したという英語力はかなりのもので、それまで私の手には届かなかった海外の対局サイトの使い方を教えてくれた。それから彼と対局したボードゲームの種類と数はおびただしいほどだ。

Kさんは某対局サイトでハンガリー人と知り合ったことをきっかけにハンガリー語を勉強していて、"Jó reggelt"(おはようございます)というハンガリー語を教えてくれた。少なからず興味を持った私はこれをパソコンに辞書登録し、後にチャットでそのハンガリー人に言ってみると、当然のことながら通じた。どういう発音をするのかもわからなかったが、まさにこれが私の使用した最初の外国語と言っていいだろう。

それから本格的にハンガリー語を学習することはなく、最近『ハンガリー語のしくみ』をさらっと読んだ程度である。しかし常に興味のそそられる対象であり、次に学び始める言語がハンガリー語の可能性は十分高い。

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