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GRIT/Let go(やり抜く/あきらめ)子どもの学びに大切なのは?_#9_20240102

さて、11月に下記記事をUPし、木下氏&小宮山氏との対談で「学び」について、必ずしもやり抜く必要はない → あわなければ途中でやめるでOK とおっしゃっていて、気を張らずに、まずは初めの一歩を踏み出すのが大切だよな、と納得をしていました。

その数週間後、TEDで アンジェラ・リー・ダックワース氏の 「成功のカギは、やり抜く力」を観たのです。おもしろいな、と思い書籍も購入。

書籍のタイトル通り、著者のアンジェラ・リー・ダックワース氏は、やり抜くこと、即ち継続して物事に取り組むことの重要性を説いています。

小宮山氏は「必ずしもやり抜く必要はない」と言っていて、ダックワース氏は「やり抜くことがいかに重要か」説いています。

さて、どうしたものか

その時、自分の学ぶ姿勢よりも長男(小1)の学習塾を継続させるか、否か考えていました。

・長男は週に1度の学習塾に通うことを楽しみにしている
・しかし、反復練習である宿題を毎日行うことを苦痛に感じている

宿題をやってこそ、通う意味があるのでは?と考えた私は、宿題ができないのなら、やめていいよ。と長男には話していました。
そもそも学習塾に入塾したのは中学受験を見据えて、というものではなく、夫も私も小学生時代、小学校の学習だけじゃ物足りなさを感じており、通塾で水を得た魚のように楽しめた経験があったからです。

周りに進度を合わせることなく、おもしろい問題・難問に挑戦できる環境があるといいなと考えたのです。

おどしではなく、本心から「やめたいときに、やめていいよ」と長男には伝えていました。

しかし、「GRIT」を読んでいく中では考え方が変わりました。期間を決めて、継続させるのが大切なのでは、と。
一方で自身に合わない分野の学習・スポーツ・課外学習等を親から強制的に継続させられるのは辛いとも考えました。

とモヤモヤしていると、解はちゃんと本の後半に記載されていました。
ダックワース氏は著書の第11章で「課外活動を絶対にすべし」ー1年以上の継続と、進歩経験の衝撃的な効果、というタイトルをつけています。

章の中で「おとなも子どもも『やり抜く力』が身につく4つのルール」と記載があります。

  1.  家族全員、ひとつはハードなことに挑戦しなければならない

  2.  やめてもよい (区切りのよい時期であればOK。ある程度の期間は一生懸命取り組むこと)

  3.  「ハードなこと」は自分で選ぶ →ここでダックワース氏のお子さんもハードなことを何度も変えていることが記載されている!

  4.  新しいことでも、いまやっていることでもかわまないが、最低でもひとつのことを2年間は続けなければならない

なるほど。
はじめちゃったら、やめるな!と説いているわけではなく、自分で興味を持ったハードなことには一定の期間は取り組んでみる。それでも違うなと考えればやめてOK。これなら継続できそうだ、と感じるものに出会ったら2年間つづけてみよう!と言うわけだ。

子ども自身が選んだ課題に対しては一定期間は、やり抜く。その後、合わないと本人が感じればあきらめればよい。

これで小宮山氏の言う「合わなければ途中でやめてOK」というメッセージにピッタリ当てはまる。

長男に改めて話しました。お母さんが「『いつでもやめてもいいよ』と話したのは撤回させてください。年度途中でやめるのではなく、学期毎の区切りのよいところまで続けてみよう。辛いなと思ったら教えて」と。

長男は宿題以外は不満がないようなので、引き続き通塾しております。

さて、今後の長男の課外活動(習い事)はどうなることやら。彼の成長が楽しみです。
私の学習も、自身で決めた大目標に向け2024年も楽しみたいと思います!



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