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ラ・スペッツィアのメルカート☆~魚介類編~

<イタリア旅行記(2007年春・リグーリア&ミラノ)no.38>

北イタリア・リグーリア州の第2の都市・ラ・スペッツィア(La Spezia)。メルカート(食市場)の最後は、魚介類編です。

弓なりの州に沿って広がるリグーリア海で、採れたて、新鮮な魚介類達が
並びます。

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イワシ(Acciughe)

私が滞在したモンテロッソ(Monterosso)は、美味しいイワシが獲れる特産地。
見るからに新鮮で、ピッカピカ!

このままフライにして、レモンをキュッと絞ってと、店先でも、お料理のイメージトレーニング。
うん、美味しそうです。

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イワシ(Sarde)& イワシ(Acciughe)

「イワシ」の呼び方は、様々。
地方によっても違いますし、大きさによって変えている地域もあります。

私が、イタリア全20州を巡って感じたのは、
「イワシ」自体を「アッチューゲ(Acciughe)」と呼んでいるのは、
北イタリア、中部イタリア。
南に行けば、行くほど、「サルデ(Sarde)」と呼ばれているなと。

また、地域によっては、
小振りのヒコイワシ、片口イワシを、「アッチューゲ(Acciughe)」。
大きめの真イワシ等を、「サルデ(Sarde)」と、区別して呼んでいるようです。

シチリアでは、イワシは「サルデ(Sarde)」。
小さいイワシは、「サルディーナ(Sardina)」。
アンチョビ(塩漬け、オイル漬け)のみを、「アッチューゲ(Acciughe)」と呼ぶんだと、言われたシェフも、いらっしゃいました。

本当に、様々です。

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貝類(Crostaceo)

牡蠣(Ostriche)、あさり(Vongole)、そしてムール貝(Cozze)。
盛り沢山!

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魚(Pesce)

ほうぼう(Gallinella)、あんこう(Rana pescatorice)、すずき(Branzino)、そして舌平目(Rombo)も並んでます。

魚の名前も、地域で違ってくるので、こんな呼び方もするんだ~と、
違いを楽しんだり。

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たら(Merluzzo)の加工品

イタリアでは、本当に良く食べられる魚のひとつ、たら(Merluzzo)
写真・奥が、加工品の干しだら(Stoccafisso)、手前が、塩漬だら(Baccala`)です。

水で戻してから、フライにしたり、トマトソースと一緒に、煮込んだり。
私が住んでいたトスカーナ州でも、レストランメニューにも良く載っていましたし、厨房の「まかない」 でも、よく登場していました。

本当に大きなメルカートで、イタリア人の食卓の様子が窺える市場。
とても、とても楽しかったです。

イタリアに行かれる機会がありましたら、地元に愛される市場を見るのも
良いですよ。
美味しい食材と、出会えます。

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