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ヨーロッパ最古の植物園 「オルト・ボタニコ」& パドヴァ大学

<イタリア旅行記(2008年夏・ヴェネト&ドロミテ&トリエステ)no.34>

16世紀に、パドヴァ大学薬学部の付属薬草園をして造られたヨーロッパ最古の植物園「オルト・ボタニコ(Orto Botanico)」

珍しい植物もたくさんあると聞き、訪れました。

オルト・ボタニコ
(Orto Botanico)

ゆっくり見て歩くと1時間ほどで、見て回れる植物園です。

チケット売場のおじさんに
「あと、15分で昼休みになっちゃうけど、それでも良い?」っと言われて、やや悩む私。

でも、せっかくここまで来たのだから!っと入園を決意して、
入園料を払おうとすると、「いいよ、入んなさい、サービスだ」っと、
無料で入れて下さいました。

「ええっ、いいんですか?」
「うん、でも内緒だよ」(あ、今、記事にしちゃってますが…)
「ありがとうございます!」

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植物園内
(Nel parco)

園内は、とても静かで、風が吹くと、木の葉の音が聞こえてきて、心地良いです。

珍しい品種に、ビニールハウスで栽培されている鉢植えも、なんだか面白くて、気がついたら、入園後 40分も経ってました。
わ~、いかん!!

急いで、出口に向かったら、受付のおじさんは、お友達とお話し中。
「ありがとうございました!楽しかったです。」っと、お礼を言ったら、「よい午後を!(Buon pomeriggio)」っと、言ってくださいました。

朝から、スクロヴェーニ礼拝堂の一人鑑賞といい、植物園といい、この日は、なんだかラッキーです。

折角です。
このまま歩いて、パドヴァ大学も見ていきましょう!

パドヴァのポルティコ
(Portico di Padova)

柱廊アーケードです。
イタリアでは、ポルティコ(Portico)と呼ばれ、ボローニャ(Bologna)の街並みにあるポルティコが有名です。
幅は狭いですが、ふと見上げると、モザイク画もあり、趣があります。

そして、こちらが、パドヴァ大学(Università degli Studi di Padova)
入り口です。

パドヴァ大学・入り口
(Università degli Studi di Padova)


天井、そして、奥の回廊も見てください。
フレスコ画が、びっしりと描かれています。

さすが、イタリア2番目に古く、13世紀に創立した中世の大学。
入り口だけでも、凄い貫禄です。
(イタリア最古は、ボローニャ大学)

ここだけでも、アカデミックな街・パドヴァの歴史を感じずにはいられません。
本当に、凄いです。

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