【レストラン情報】 アスティでの昼食
<イタリア旅行記(2011年 ミラノ & アオスタ & ピエモンテ &ジェノヴァ )no,64>
ピエモンテ州・アスティ(Asti)での昼食は、
劇場横のスタイリッシュなレストランで頂きました。
まずは、やはり、スプマンテの名産地・アスティ。
サラミと一緒に、食前酒として、サービスして頂きました。
この日が日曜日でなかったら、バローロ村のように、あちらこちらで
スプマンテを満喫したかったのですが、こればかりは仕方がないですね。
グラス1杯でも、頂けてよかった。
さて、お料理。
前菜は、こちら、カタツムリ(Lumache)です。
イタリアのカタツムリは、少し小さめで、雨の日に、紫陽花の葉の上にいそうなイメージぐらいのサイズ。
以前、ヴェネツィアの魚市場で、ニョキニョキっとバケツの中を這っているのを見てから …(もちろん、売られてます)… 、敬遠していた食材。
北イタリアで食べられており、ピエモンテ州には、カタツムリ料理が名物の村もあるのです。
なんとか、克服しなくては。
あさりや、はまぐりと一緒の貝類。
これは、エスカルゴ、エスカルゴと、暗示にかけ。
パクリ! ガーリックバターが効いていて美味しかったですよ。
それよりも、目を見張ったのが、一番下の青い食材。
これは、何? っと、スタッフに聞いたところ、なんと、キャベツだったのです。
「脱色して、青色に染めたんだ。面白いだろう!」と、スタッフ。
うん…、面白い…のか?。
パスタは、ピエモンテ州の小さい詰め物・プリンを注文しました。
プリンは、親指の第一関節ほどの大きさの詰め物のパスタで、ピエモンテ州ならではのもの。
炒り卵のソースも珍しいですね。
よく、「イタリアに、パスタの種類はどのくらいあるんですか?」と、
ご質問を頂くことがありますが、
イタリアでは、「マンマの数だけパスタがある」と言われるほど、バラエティに飛んでいます。
私も、イタリア中を旅しながら、各地で、様々なパスタ、ソースに出会い、
感動しています。
異文化に触れ、新しいことに出会うことで、私自身の固定概念の殻を取り払って、心や脳を刺激し、常に柔らかくありたいと感じさせられます。
毎年のイタリアへの旅は、新しい味覚の発見であることは、もちろんですが、そういう事を再認識する大切な時間なのです。
あの青キャベツも、きっと、そのひとつ…なのでしょうね。
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