映画を観るのが億劫になってきている。2時間も費やすんだから絶対面白くあるべきだって考えると、どうも観る根気がなくなってきた。私は劇場ではなく、専らNETFLIXとかAmazonプライムとかで過去作品を観ることが多いが、2倍速ってのも罪悪感があるし、本当に作品を味わっていない気がするから出来ない。だから最初の5分くらい見てセリフが無かったりテンポが悪いと感じたりするとすぐに戻るボタンを押してしまう。

そんな私でもこの年末年始は運よく当たりの作品たちに出会え、しっかりといくつかの映画を観ることだ出来た。

「ファーザー」

これは評判がかなり良かったので間違いないだろうと観てみた。老いて認知症となり、記憶や現実と非現実が曖昧になっていく老人と娘のお話。最初はなんか穏やかな雰囲気で、これが高評価？という感じなのだけど、ある瞬間に裏切られて一気に雰囲気が変わる。ドキッとした。怖くなって、どんどん引き込まれて、これはどういうこと？というクエスチョンマークが頭の中に蓄積されていく。映画の世界に引き込まれて、目が離せなくなった。どうか私の両親は記憶を失いませんように、って願った。

「マトリックス」シリーズ

年末に、初代のマトリックスしか復習せずに最新作の「マトリックス　リザレクションズ」を観たのだが、それがとても良かった！なので、慌ててレボリューションズとリローデッドを観た。そして再び劇場で再鑑賞するというハマりっぷり。

マトリックスシリーズがこんなに面白いなんて知らなんだ！小学生くらいの時に観て「意味わからん」となってそのままのイメージで放置されていた。改めて観て、まだまだ理解できない難しいセリフや設定があるとはいえ、時代の進歩もあってかなり理解しやすくなったし、今や解説動画などもたくさん見れるので、そういうモノも活用しながらマトリックスを見返すと1999年にこの世界観が描かれたということが本当にすごいことだったのだということが分かる。あと、正直今見ても20年前の作品と思えないほどかっこいい。色褪せていない。

そしてもう一つ、キアヌリーブスのカッコよさに気づくことが出来たのはデカい・・・。

「イルマーレ」

キアヌに魅了された私はさっそくキアヌ作品を漁り、こちらの作品にたどり着く。これはキアヌとサンドラブロックのラブストーリー。違う時代に住む男女が手紙のやり取りで愛をはぐくむという時空を超えたラブストーリー。キュンキュンしまくり。ニヤニヤしてたら映画が終わってしまったという感覚。キアヌのカッコよさえげつない。最後の結末は無理やり感があるけれど、でもハッピーだからオッケーっしょ！と許せちゃう。とにかくキュンキュンしたい人に薦めたい作品。

「ノッティングヒルの恋人」

「もっとキュンキュンをくれー！」ということで、王道ラブコメにたどり着く。
ヒューグラントとジュリアロバーツのラブコメ。ヒューグラントと言えば「ブリジットジョーンズの日記」でなんだかいけ好かない女たらしを演じていたイメージ。顔もそんなに好きじゃなかったのだけど・・・

なに！？このヒューグラント！！！かっこよすぎね！？！？！？

髪形、垂れ目、スタイル、身長、ファッション、どれもストラーイクッ！！

考えるときに手を口元にあてる仕草、あれ最高。

このヒューはエグイ。

ストーリーは、スター女優と貧乏な書店の店長が恋に落ちるというめちゃくちゃあり得ない話で、「そんなことあるかー！！」とツッコミどころ満載。

でもなんだか嫌な感じがしない。作品全体に心あたたまる空気感が漂い、優しい音楽に癒やされヒューグラントの顔にトキメク。ヒューの同居人や家族もキャラが濃すぎるけれどみんな良い人達で、とにかく作品全体が暖かい。幸せな気持ちになれる作品。

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なんだか、とにかくイケメンが出てれば良いのかもしれないとも思う選出になってしまった・・・

今年はもう少し劇場にも足を運んで劇場ならではの臨場感を楽しんでいけたらと思う。

しかし、ヒューグラントってもう61歳らしい。かなり年を取っていて驚いた。イケメンには変わりないけど、お腹とか出ててショックを受けた・・・。