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日本酒会社の取締役CSOに就任いたしました。

CELAIGHT.Incの取締役CSOに就任いたしました。
京都・伏見の米「祝」を絶滅後に復活させ、完全無農薬で栽培している米100%でつくる、純米大吟醸「伏見乃」を開発販売しております。

さまざまなことが繋がっており、せっかくなのでNoteへ綴ろうと思います!

お酒へのイメージ


生を受けたのは酒豪輩出エリア・九州。幼い頃の記憶には美味しく晩酌をする祖父母の光景がある。
大学に入ってからは、どちらかというと陽気になれるツールとして捉え飲んでいた。酒の味というよりは酒の場が好きであった。
社会人になり仙台へ赴任。東北の美味しい日本酒と肴に感動し、お酒自体が好きになった。それからはグルメサイトや口コミで美味しいものを探すように。

SAKE DIPLOMA等の資格取得


とある神楽坂の夜。友人に教えてもらった居酒屋にて夫婦で日本酒を嗜んでいたところ、隣にいたアメリカ人とお酒について意気投合。二次会にバーへ行った。そこで実はソムリエ(本業は医者)だった彼の表現に衝撃をうけ、資格の取得を決意。
スクールには行かず独学で勉強し、WINE EXPERT、SAKE DIPLOMA、そしてJAPAN BEER SOMMELIERを取得した。
それからは毎日の食事が更に、深く、楽しくなった。何ならペアリング日記をつけている。
テロワールや酒蔵巡り、漫画や本の大量購読、各種勉強会の参加、講師をしたり、テキストのアドバイザーと多岐に活動している。多くの出会いもある。

日本酒「伏見乃」との出逢い


きっかけはFacebookの投稿。KEYENCE同期の岡ちゃんがDIPLOMAの教科書にもでる酒米「祝」で日本酒開発したことをポストしていた。思わずコメントし、久しぶりに会うことに。1年かけて義父を説得した話、開発秘話やストーリーを知った。
そして味わった。おこがましいがその頃には一般の人より多くの味に触れている私もスパークした。非常に美味しく、こんな素晴らしい日本酒をうみだしてくれて、ありがとうと思った。それから何か力になれればと思い、有識者の紹介やイベント開催、知ってるノウハウを共有したりしてた。また、お誘いしてもらって京都へ稲刈にいったり、農家さん、酒蔵さん、酒屋さんといった「伏見乃」に関わる温かい人たちと情熱に触れた。

日本酒業界の現状


所謂ファクトとして、下記のような現状がある。
・日本酒の課税移出数量は50年前のピーク時から70%以上減少した
  ※課税移出数量:酒蔵から1年間に出荷された酒の数量
・国内酒蔵数は右肩下がりで30年間で950蔵以上廃業した
・日本酒の輸出金額は14年連続右肩上がりである

ソムリエ協会のセミナーや機関誌、ソムリエ界隈の友人を通して何となく知ってるところもあったが、関与するにつれ背景や事情の解像度が上がった。

伏見乃の特徴/強み


現時点で私が考える「伏見乃」の強みは下記と考えている。これらの掛け算、ストーリーは唯一無二である。
①祝
・縁起が良いネーミング、二度絶滅した京都のみの希少品種
②完全無農薬
・作物が実る、自然が豊かで安心安全な土壌
③Kyoto
・世界中で通用する日本の古都/地名
④上質な甘味
・誰にも優しく寄り添う、圧倒的な飲みやすさ
(りんごのような香り、上質な甘味に加え、米の凝縮した旨味と爽やかで綺麗な酸味…)
⑤岡ちゃんの人望/人柄
・圧倒的な人望/人柄の良さは誰にも優しく寄り添う酒質に表出

▼希少な日本酒「伏見乃」
https://fushimino.com/

自身のキャリア


私のキャリアを振り返る。大学時代「ものづくり」を基軸に就活した。原体験はバックパッカーとして世界を旅する中で日本のものづくりが世界の人々の暮らしを豊かにしてることを知ったからだ。
そのため、1社目は多くの現場を見れるKEYENCE、2社目は経営の視座を得れるDeloitte、3社目は自社にて一気通貫でギフトを企画販売するSowを選んだ。
現在は縁も重なり、ギフトに加えて個人事業主にて経営コンサル、海外を相手にする企業の経営をしている。
ものづくりのバリューチェーンを一通り把握、個人事業主や会社経営できるまでのポータブルスキルの体得、お酒のプロ資格を取得してるので伏見乃に活かしていきたいと思う。

今後実現したいこと


もちろん酒関連のビジネスに関与するのは初めて。新たに見える景色も多々あり、美味しいものをつくるために関わる全ての人たちにリスペクトを感じる毎日だ。
自分も美味しいお酒を知ってから食事の時間ひいては日常がさらに楽しくなった。上記のようにこれまでの経験/体験があるからこそ、伝えられることが多くある。
飲み手のプロとして、ビジネスマンとして、培ってきたエッセンスを盛り込みながら、想いとともにこの業界に貢献できたらと考えている。
直近ではNFT(Non-Fungible Token)の参画といった業界では新しい試みをする。早めに海外展開も加速させる予定。
原体験のように、いつか我々のプロダクトが世界の人々の暮らしを豊かにする日々を実現できるようにしていきたい。


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