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おひとりさまメンタリティ

いきなりですが、「おひとりさま」ってなんだろうって思いませんか?
2名以上ならなんてことないのに「おひとりさま」って言葉だけ何だか特別感を出されている違和感が昔からありました。

「おひとりさま」という言葉の裏にある社会的な印象には「淋しい人」とか「孤独な人」みたいな意味合いがあったような気がします。メディアでもおひとりさまを少しネタにするというか、ネガティブな意味合いで使われていませんでしたか?

それが最近では「おひとりさま」ツアーだの、「おひとりさま」○○なんて言葉がマーケティング的な意味合いでキャッチ―に使われていて、一昔前の「おひとりさま」=「寂しい人」から「おひとりさま」=「一人の時間を楽しめる人、贅沢時間」なんてポジティブ変換されてきているような気がします。雑誌でもおひとりさまのための○○とか、一人で楽しむ○○とか、いかに一人でも充実した時間を楽しむかというような特集が組まれているのをしばしば目にします。(自分がそのど真ん中のターゲットだから目につくというのもあると思うけど。。)

じゃぁ、一人でどこまでできるのかってことになりますよね。
よく指標として挙げられるのは、一人映画、一人焼肉、一人カラオケとかでしょうか。結論、私は本当に自分が望めばなんでもできると思っています。ただそれを1人でもしたいという思いがあるのか、まぁ1人でするまでもないかなというレベルなのかの違いだと思います。

本当に自分が行きたいと思った場所、してみたいと思ったことを実現させるかどうかは、「おひとりさまメンタリティ」にかかっているのだ!
多くの人は周りの目が気になってできないということが多いのではないのかと思います。もちろん一人では寂しいという人も多いと思います。寂しさは正直どうしようもないけど、「周りの目が気になる」という点においてはあまり考えることはないと思ってしまいます。
こんな一人行動慣れした私もたまに思います。ここ一人で行ったら寂しいやつと思われるかなとか。でも、よく考えれば人ってそこまで無関係の他人のことって見てないと思います。今日行ったカフェ、レストランで周りにいた人がどんな人で何を食べていたか思い出せますか?って話です。自分も思い出せないし、しょせんそれくらい人ってあまり周りを見てないのではないか?って思います。

そんな私はこの連休でハンバーガーフェスティバルなるものに1人で行きました(笑)ハンバーガー好きだし、散歩がてら行ってみるかくらいの気持ちだったんですけどね。沢山あるフードトラックを気ままに物色して、その内の一つに並んでバーガーを買って、ベンチで一人で食べました。周りは家族連れやらカップルやらで混雑していたけど、良いんです。美味しいバーガーを食べるって目標は達成したからね。

もちろん、こんな一人行動ばかりしている私ですが、誰かと行動を共にしたいと思わないわけではないのです。ご飯だって誰かと食べる方が美味しいし、誰かと出掛ける楽しさも知っています。むしろそうありたいと願う気持ちは山々ですが。。ただ私の中には「ひとりだからしない」という選択がないというだけなんだと思うんです。

きっと「行きたいと思っていけど、したいと思っているけど、一人だから出来ない」と諦めてしまう人もいると思います。でも、それってすごくもったいない!どんな状況でも自分に想いがあるなら、そして自分だけで完結できることなのであれば行ってみたり、やってみたりすればいいと思います。
それで行ってみたけどやっぱり違うなと思ったら、とっとと退散すればいいんです。

私は旅先や出先でおひとりさまを楽しんでいる人を見ると妙な親近感を覚えてしまいます。その人がどういう状況で一人でいるのかは分からないけど、やっぱり同類の人が多い場所は皆それぞれが自分の世界を楽しんでいて心地がいい。

人に頼らず、自分の時間を充実させられる大人は素敵だと、私は思います。

コペンハーゲンで泊まったホテルのワインタイムでのひとコマ


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