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100年後,何してる?

人間はいつか必ず死ぬんだと、改めて気づいた。
いや、もちろん知ってはいたけれど、
実感がなかったというか、
深く考えたことがなかった。

また精神科医の藤野智哉先生の本になるが、
先日、Audibleで『自分を幸せにする
いい加減の処方せん』を読んだ、
というか聞いた時に、
「人間はいつか必ず死を迎える。
  『あなたは人生を頑張って来なかったから
  死なせてあげない』なんてことは起こらない」
みたいな一文があり、
「死なせてもらえないのは残酷だな」と思い、
「あれ、でも生まれたからには、
  皆んないつか絶対に死ぬのか!」
と、改めて気づいたのだった。

身内の死にも立ち会ってきたのに、
死を随分人ごとに感じていたのだな、
と我ながら思ったが、
では、自分はあと何年生きられるのだろうと、
急に真剣に考え始めてしまった。

本の中に、
「100年後には自分はいない」
みたいなくだりもあり、
「ええっ、私は100年後もまだ
  この世に居座っていそうな気がするけど…?
  でも100年後はさすがにいないか…」
と気づき、なんだか悲しい気持ちにもなった。

こう書くと「いつまで生きる気だよ⁉︎」
って感じだが、単に自分の死を
イメージしたことがなかっただけで、
何百年も生きるつもりはない。
…というか、いくら医学が進歩しても、
200歳とかまでは生きられないだろう、まだ。
(まだ、って…💦)

娘が生まれた時、
「この子が20歳になるまで絶対に死ねない」
とにわかに緊張したものだが、娘が9歳になり、
やっと20年の折り返し地点に
差し掛かろうとしている今、
永遠に生きるような意識に
逆に変わっていたことに驚く。

でも、いつか全てやり尽くした時、
「もうあの世に旅立ってもいいかな」
という心境になるのだろうか?
その頃になったら、
また新たにやりたいことが出てきて、
「やっぱりもう少し寿命を延長してください」
と、いつまでも更新申請(?)を
するようになるのだろうか?

とにかく寿命は自分では決められないのだから、
こればかりは流れに従うしかない。

しかし“生まれるってことは、いつか死ぬこと”
ということを実感してしまった今、
ちょっとアクセルを踏み込んでいかないと、
死ぬまでに叶えたいことが間に合わないかも。
のんびりしているつもりはなかったが、
いつ死ぬかわからない意識で、
真剣に人生に向かい始めた。

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