見出し画像

雑種でもハーフでもなく、ミックス

犬を飼い始めて散歩に行くようになってから、
犬連れの人と挨拶を交わすようになった。
最近はミックス犬が多いから、
「◯◯犬ですか?」
と質問するのが難しい場合が多い。
まぁ、うちもそうなんだけどね😅

先日も、マルチーズっぽいけど
他の犬種も入ってそうなワンちゃんとすれ違い、
「マルチーズ、入ってますか…?」
なんて聞いたら、
「え、マルチーズですけど」
と言われてしまった。
「純粋なマルチーズちゃんでしたか!
  失礼しました。うちはマルチーズとチワワの
  ミックスなんです…」
って慌てて説明。

昔は“雑種”なんて言ったけど、
今はわざわざ人気の犬種を掛け合わせて、
“ミックス犬”とアピールしている
ペットショップやブリーダーさんが多い。
でもまだ雑種の名残もあり、
わざわざ掛け合わせたのに、
ミックス犬には血統書がつかない。
父:チワワ、母:マルチーズ、
って具合に作成してくれてもいいのにね。

散歩中に出会った犬が、
お互いにミックス犬だと話もはずむ。
当てるのも楽しかったりして。
しかしこのミックス犬ブーム、
かわいらしい犬を掛け合わせて、
量産販売しているのは
ちょっとどうかと思ってしまう。
生体販売についての議論に
発展してしまいそうだが…。

ミックスといえば、うちの子もミックスだ。
俗に言うハーフってやつで、
“混血”なんて言われていた時代もあった。
欧米ではミックスは珍しくなく、
純粋な◯◯人という方が少ない。
日本でもミックス人口が増えて来て、
今ではあまり珍しがられないが、
まだまだマイノリティーだ。

娘のチビ子はクラスメイトに
“留学中”だと思われていたらしい。
「いや、私、半分は日本人ですけど」
と笑ったら、
「え、そうなの?」
と言われたとかで、年齢的に
まだよくわかっていないんだなぁと思った。

でもチビ子の友達が遊びに来た時、
チビ子の赤ちゃん時代の写真を見て、
「ハーフの子、いいなぁ。
  私、ハーフを生みたい。
  お母さん、チビ子ちゃんのお父さんとは
  どこで出会ったんですか」
なんて聞かれたこともあった。

でもまだ差別的な扱いを受けることもある。
私が結婚した頃、
「子どもはハーフになるんだねー」
なんて話題になった時、
「雑種の子は身体が丈夫らしいよ」
と言われたことがあった。
そこにいた人が
「雑種! 犬じゃないんだから! 失礼だよねー」
なんて言ってくれたけど、
人間に雑種という言葉を使ったのには、
怒りも覚えず笑ってしまった。
まだ妊娠もしていなくて、
現実味がなかったのもあるかな。

そんな感じで、取り止めのない
ミックスの話題でした。
オチも何もありません…😓

エッセイのマガジンはコチラ ↑

最後までお読みくださり,ありがとうございます!
他のエッセイも読んでいただければ,
もっともっと喜びます😊

この記事が参加している募集

多様性を考える

この経験に学べ

応援していただけたら嬉しいです😊 よろしくお願いします❣️