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【訳あり姫君スピンストーリー+エッセイの勉強】恋愛ファンタジー小説:宰相殿下様の奇妙な日々 最終話+あとがきにエッセイの勉強

前話

「価値ってなに?」
 タピオ様が聞く。
「それはね、大事なものの物差しよ。それに合わせて人は生きているの。長いか短いかで人は判断するけれど、そこが重要ではない時もあるのよ」
 ゼルマ様の説明に、ふーん、とわかったのかわからないのかタピオ様が言う。
「姉上ー。もっと収穫しないと菜園できないよー」
「今日はだーめ。ヨハネスお父様とお母様達も交えて作戦会議よ。さぁ、どろんこの体をお兄様達に洗ってもらいなさい」
「行くぞ。タピオ、クルヴァ」
 ウルガー様が優しい笑みで、お二人を連れて行く。ダーウィット様も私に後で、と言って続く。
「さぁ。ニーナお姉様にもお風呂部屋ね。きれいなドレスがあるから着てみるといいわ」
「そんな。ただのメイドですのに・・・」
「今から宮廷の人間よ。昨日、プロポーズされたのでしょ? バイオレットウッドの式をしないとね。さぁ。さぁ」
 ゼルマ姫に押されて王宮の最新のお風呂部屋を使うこととなって、また私は水道管を壊してすごい騒ぎになったのだった。
「しばらく。華の宮で暮らしなさい。水道管がこうも壊れると修理も簡単にいきませんよ。本当に奇妙なお嬢様ね。というより元姫君ね。ケト家は昔公爵家だったのですよ」
 ボタボタになっている私の髪を正妃様が拭き取って熱風機で乾かしてくれている。ゼルマ姫にはウルガー様が直々になさると聞いて本当に仲の良い方達と思った。
 陛下の書斎に大人数で作戦会議を開くけれど、決定打がでない。ダーウィット様のお母様がどうなさるかわからないのが一番の悩み。手紙では王太子になる事をずっと望まれいたとダーウィットは言っていた。でも、ダーウィット様もウルガー様も譲り合って王太子の席がゆらゆら揺れていた。
「困ったわねぇ。血筋か順番か・・・」
 ゼルマ様がうなる。
「ゼルマの過去世はどうだったんだ?」
 聞き慣れない言葉だったけれど皆、当たり前のようにしてるのそのまま受け流す。
「長男が継いでも次男が継いでも別に問題はないわ。税金のかかり具合もあるけれど。気のある人が継ぐだけよ」
「楽だな」
「そうとも言えないわ。大きな家では骨肉の争いなんだから」
「こつにく?」
「家族中でもめるのよ」
「ケンカはやだ」
 タピオ様が言う。
「そうね。アデーレ様は再婚なさっているのですよね? ならば、もう王家とは関係ないと切るしかないのかしら。それはそれで非情よね」
「既成事実を作る」
 驚愕の発言をしたのはウルガー様だった。
「そうだな。もう結婚してしまえば問題ない。今からバイオレットウッドの式をあげる。大神官様へのお使をウルガー達に行ってもらおうか」
「そうね。その方がいいわ。ついでに婚礼も挙げてしまいましょう。ゼルマの残り物でよければいくらでもありますよ」
 陛下と正妃様がさっさと話しを進めていく。
「え。婚礼?」
 私の婚約者時代は消え、あっという間に私とダーウィット様は婚礼を挙げる事になった。その後の話はまた別の物語。

 ここから新しい物語が始まる。宰相殿下様の奇妙な日々はまだまだ続く。

「覚悟しててね。ダーウィット」

 隣で眠っている夫にそっと呟く。ふと瞼が開いた。引き寄せられる。宰相夫人の奇妙な日々もまた新たな扉を開けたのだった。


あとがき+エッセイの勉強

書いてて煮詰まってついにウルガーが壊れたというようなほどの発言でした。そして、昨日、墓参りに行ってるのにスマートICOCAなくして再発行。クレジット機能があるので昨日のうちにどれだけ使いこまれたやら。今のところわからないけれど。家の中にあると思うんだけどなぁ。何度も同じところにあるのを探し当てる夢を見るのだけど起きるとわからない。なんども見て三回ぐらい昼寝の間に見てるんですが。

オープン戦負けたー。本塁打打て、と言いたい。大山選手がいないのが痛い。森下選手が帰ってきたのはめでたい。前川選手と切磋琢磨というところ。今年の阪神のメンバーの入れ替えもかなりありそう。門別選手のタオル役に立つかしら。出てくれると思って慌てて買ったけれど。輝さんはもうメジャーすぎるのでどうしようか迷ってつい門さんへ。もう。あだ名つけてる私。でも佐藤輝選手。応援の言葉にも輝とただ呼ばれているので輝さんでいいや。次は輝さんのタオルだな。とは言いつつ貧乏。来月働ききって金の亡者となってサロンとネイルは行きたい。四千円近く残っていたスマートICOCA。ショックすぎる。いつも一万円を入れるので、どうしたものかと。一週間で来てくれるので助かりますが。一日八百円の交通費。痛い。歩きゃいいけれど、今は股関節が痛むのでオール乗り物。歩きは難しいです。亡き父も仇で返すこともなかろうに。彼岸の墓参り行ってなくしてるんで、どうも父がご機嫌斜めな気が。やっぱり墓へ行くと泣く。いろんなことを思い出して。まだ、三年では割り切れてないんだろうな。思い出もたくさんあるから。よく思い出すのです。あそこ行ったなとかここも約束してたな、とか。妹がへそ曲げて自分の道しか歩かないので不満なんですが、いつか自分の間違いに気づくまでは放っておくつもりです。姉に謝らせて自分の非を認めないところが気に入らない。素直に謝っているのに自分の非は頑として謝りもしない。絶縁覚悟です。母の葬式もそっちですれば? と。しょっちゅう遊びに行ってるんだから。今度は牡蠣食べに兵庫まで。誘いもしない妹に腹立ちます。二人で遊んで回ってと。それなのに母は月一回と。わたしゃ0なんですが……。まぁ、骨肉の争いはどこでもあるということ。作品のネタにさせていただきます。起のお姉様となりましょう。

と、愚痴っぽいエッセイの勉強となりました。次回から本編続きです。よろしくお願いします。あと、一人ブロックした方がいますが、noteに投稿しませんと自己紹介に書いてあったのでじゃ、こなくていいや、と切りました。ここで投稿していたものも別のところにするらしいのでで。ここで見守っていた人に恩を仇で返すような若造には遠慮しません。もうちょっと、ここにいる、ということ。登録して何をするのか、ということをかんがえてほしい気がします。というところでエッセイの勉強+あとがき終わります。
ここまで読んでくださってありがとうございました。

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