日々是雑感2017/10/09

今日は体育の日。厳密に言えば、明日、1964年10月10日が東京オリンピックの開催日であった。

1964年と言えば、この東京オリンピック開催と東海道新幹線の開業が大きなイベントとして歴史の俎上に上がるが、細かな歴史を紐解くと、1960年代前半は意外とオリンピック関連の開業も多い。

その頃は情熱や希望が多かったに違いない。太平洋戦争で東京は焼け野原になり、再建し、今の東京の礎を築き、世界に名だたる大都市へと成長し、今も再開発という名で新陳代謝を繰り返しているが、その新陳代謝は東京以外に波及しないのだろうか。ストロー現象だの色々指摘がある中で、東京という都市をいい面と悪い面を見ていると、東京の限界が見え隠れすると思う。

都市機能の集約や企業本社機能の一極集中、キリがないが、東京という都市は人材の坩堝のように見えて実際はただの混沌にすぎなかったりする。働き方改革という掛け声になぜか虚しさすら感じる。

今の時代は何に対して情熱や希望を向けるべきか、そして東京以外がどのような役割、どのような新陳代謝をするべきか、自分たちが今一度考える時が来たようだ。

そして、個人の時代だからこそ、生きることに対してだけでなく、何かに情熱を燃やすという事を忘れずに自分も生きたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?