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情報を取りに行く人だけが得られる視点

先日、社会福祉協議会の方を取材させていただいた。取材で出てきたテーマの1つに「地域共生社会」*があった。福祉の分野で言えば、障がいを持つ方と地域がどう共生していくかが重要になる。

地域共生社会とは 世代や分野を超えてつながることで、住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていく社会を指しています。

厚生労働省より

以前は「for」の考え方で、障がい者のための施策が多かった。しかし、これからは「with」の考え方で、障がい者と一緒に考えていくことが大事だという。


「課題当事者の気持ちを考えよう」とよく言うものの、本当の意味で理解するのは難しい。視覚障がいを持つ方の課題って何?聴覚障がいを持つ方の課題は?車椅子ユーザーの課題は?

課題当事者の方にお話を聞いた時、衝撃を受けた。僕らが普段何とも思わないような日常が、課題当事者の方にとっては試練の連続とのこと。段差や点字、スロープなど、聞いて初めて「生活をするだけでこんなに気を使わないといけないのか」と実感した。

取材をしてなかったら、ここまで深く考えることはなかっただろう。取材は、取材対象者の人生を擬似体験できる手段。知ろうとすることによって見えてくる物事や視点がたくさんあった。

100%理解することは難しいかもしれない。でも、全く知らないのと知ろうと前のめりになるのとでは、得られる情報が段違い。

障がい者の理解を深めようという話ではなく、何事も自分から積極的に情報を取りにいかないとなと。話や視点の引き出しが多い人ほど、人を惹きつけるし。

能動的に情報を取りに行く重要性を学ぶ取材だった。

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