「う~ん……イヤです~」の法則
私たちが自分の本音で生きるとき、「NO」と言うことは必然となってきます。
でもこれが言いにくい。
特に日本人はそれが強いのではないでしょうか?
幼稚園のころから集団の中で統一されたルールを守り生きることが正しいとされる環境の中では自己は育ちにくい。
人と違う意見を言うことに恐れを抱き、「NO」と言うことが罪とさえ思ってしまう。
だから私たちは大人になったとき自分の本音で生きることを難しく感じ「NO」ということに罪悪感を覚えるのだと思います。
でもね、自分の正直な思いを表現するのって自分を一番大切にする行為なんですよね。
自分を愛することであり、尊ぶことでもある。
だからこれを少しづつ重ねていくと
「私はこのまんまの私でいい」
とまるっと今の自分を受け入れらるようになる。
そうなると生きるのがずいぶんラクになります。
私もホントの自分で生きると決めたとき、何度も「NO」を言うことに躊躇する場面がありました。
でもこれにはコツがありまして。
今日は私が試行錯誤を繰り返す中で習得した自分にも相手にも心地のよい「NO」の伝え方をシェアしたいと思います。
それはズバリ「~」。
「~」とは、「軽やかさ」です。
たとえば「これお願いできる?」と言われたとき、
「イヤです」と言うのと
「イヤです~」では印象がだいぶ違いませんか?
前者の方はハッキリしていて余白のない感じ。
後者は軽やかでお互いの間に空気が流れている感じ。
まぁこれはあくまで私の主観ですけど。
どちらの伝え方がいい悪いではなく、大切なのはどうやったら自分の心に負担なく「NO」を伝えられるか。
ハッキリ言える人はいいんです。
でも私のようにこれまでちゃんと「イヤです」を言ってこなかった人にはこの軽い感じが罪悪感なく伝えるにはいい塩梅で働きます。
そしてもうひとつ。
「NO」を言う前に余白を作る。
これも効果的です。
「これお願いできる?」と言われたとき、
「う~ん……」とか「え~っと……」とか何かしら空間を作るんです。
これは「イヤです~」を言う前の心の準備。
この間を設けることで緊張感が抜けるし、相手にも返事をする前に「NO」の意図が伝わる氣がします。
察しのいい人であればこの時点で
「あっイヤ?ならいいよ」的な感じになることもままあったりして。
すると余計に伝えやすくなりますよね。
でね「NO」を言った後、むやみに「ごめんね」を言わないことも大切だなぁと感じています。
これ、自分の思いを伝えることが苦手や、「いい人でいたい」願望が強い人はやってしまいがち。
相手の期待に添えなかった。
だから申し訳ない。
という流れでつい「ごめんね」を言ってしまうのですが、基本ここに謝罪は不要です。
だって自分の思いに正直でいることに罪を感じる必要なんてないんだから。
「ごめんね」を言ってしまう方がラクなんだろうけど、それを多用していている限り自分の思いを伝えることへの罪悪感が抜けない氣がしています。
もちろん状況によっては謝ることが必要な場合もあります。
ただつい言ってしまいそうになった時「今それいるかな?」って自分に問いかけてみてほしいのです。
そうして言う言わないを採用する。
それぐらい自分の心と真摯に向き合って、自分の思いを表現していく。
それは自分を愛する行為。
その積み重ねが自分の中に「私は今のまんまの私でいい」という揺るぎない自信を作っていきます。
「う~ん……イヤです~」の法則。
ぜひ使ってみてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?